アサヒビールは2月25日、2026年の事業方針説明会を開催。昨年のサイバー攻撃によるシステム障害について改めて謝罪しつつ、本格的な再始動と、ビール事業への集中投資、新カテゴリー創出に挑む方針を明らかにした。


○"ちょっといい日"に寄り添う「アサヒゴールド」

注目の新ブランドが、麦のうまみとすっきりとした後味を両立した麦芽100%の生ビール「アサヒゴールド」(4月14日発売)

従来品と比較して麦芽使用量を約1.5倍に増量。麦芽を増やすことで生じやすい雑味や渋みを抑えるため、麦芽やホップの配合を調整。スーパードライと同じ酵母を使用することで、すっきりとしたキレのある後味を実現した。アルコール度数は5.5%。

パッケージは“ゴールド”を前面に出し、明るさ・前向きさを感じさせるデザインを採用。CMキャラクターには佐藤健さん、柴咲コウさんを起用するとした。

○スーパードライの常設型コンセプトショップ誕生

3月2日には、常設型のコンセプトショップとして 「BEER DINER SUPER DRY TOKYO」 を開業予定。「ここに来れば、とにかくうまいスーパードライが飲める」というコンセプトで、提供のしかた(温度や体験設計)まで含めてこだわるとしている。

また5月12日には冷涼感を生み出すポップを一部使用した「アサヒスーパードライ 冷涼辛口」を数量限定で発売。1月には「アサヒスーパードライ」のパッケージも冷えをより感じさせるデザインにリニューアルしている。

アサヒはここ数年、冷やして飲むおいしさを強く打ち出してきたが、2026年は体験の場をさらに増やす。
○ノンアルも強化「大人テイスト飲料」創出へ

スマドリ(スマートドリンキング)の取り組みも継続。
ノンアル・アルコールテイスト飲料などを軸に、新商品を継続投入していく方針で、認知拡大にも引き続き投資するという。「飲めない/飲まない日」を前向きに楽しめる選択肢として、日常のシーン提案を強めていく構えだ。

加えて、アルコールでもノンアルでもない“第3の軸”として、苦味・渋み・複雑さなどを楽しむ 「大人テイスト飲料」を創出。2026年は首都圏の飲食店を中心にテスト販売を実施し、2029年までにラインアップ確立を目指す。
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