「世界一の投資家」とも呼ばれるウォーレン・バフェット氏の発言は、投資家や金融関係者のみならず、世界中の多くの人の関心を集めます。彼の発言は投資家が参考にするだけではなく、正しいマネーセンスとともに「人生をどう生きるべきか」という指針も示してくれるからです。


本記事では、『資産24兆円の世界一の投資家 ウォーレンバフェットの名言 お金を増やすために欠かせない思考』(桑原晃弥 著/ぱる出版 刊)から、一部を抜粋して紹介します。
○信頼できるもの、そして10年、20年、50年経っても欲しいとみんなが思うものを作っているかどうか、これが私が投資判断するうえでの基準です 「日経ヴェリタス」No.194

「偉大な企業とは、今後25年から30年、偉大であり続ける企業のことです。私はそう定義します」はバフェットの言葉です。いかにも短期ではなく、長期投資を好むバフェットらしい言い方です。

短期で見れば華々しい活躍を見せる企業、素晴らしい収益をあげる企業はいくつもありますが、そうした企業の多くが3年先、5年先、10年先に光り輝いている可能性は決して高くありません。IT関連やゲーム関連など変化の激しい業界は短期の売買には向いているかもしれませんが、バフェットの好む長期的な成長は未知数です。バフェットが友人であるビル・ゲイツのマイクロソフト株ではなく、シーズ・キャンディーズを買収した理由もそこにありました。

バフェットの投資基準、それはみんなの生活にとってなくてはならないもの、お金を出してどうしても買いたいものを作っている企業で、どの分野であれ強いブランドカを持つ企業のことです。こうした企業はハリケーン・カトリーナが来ようが、日本で大震災が起きようが決して揺るがない強さを持っています。

「信頼できるもの、そして10年、20年、50年経っても欲しいとみんなが思うものを作っているかどうか、これが私が投資判断するうえでの基準です」

こうした基準に立てば、投資すべき企業を選ぶ時、何を見ればいいのかが明確になります。株式投資を行う時、たいていの人は日々の株価の動きを見ながら「今は買い時か」「今買って儲かるのか」を判断しようとしますが、パフェットはそれよりももっと見るべき点があると指摘しています。

「大事なのは商品そのものが長期間持ちこたえられるかどうかを考えることです。
その銘柄を買うべきか売るべきかを延々と考えるよりも、そちらのほうがはるかに実りが大きいとは思いませんか」

バフェットによると、コカ・コーラが株式を公開した1919年に初値40ドルで株を買った人が途中の価格変動を無視して持ち続け、配当もすべて再投資していれば、82年には180万ドルの価値を持つことになったといいます。

見るべきは日々の株価の変動ではありません。企業の持つ商品がどれほどの価値を持ち、それは10年、20年と価値を持ち続けるものかどうかなのです。

【ワンポイント】株価よりも商品の持つ価値や企業の価値を見る。

○『資産24兆円の世界一の投資家 ウォーレンバフェットの名言 お金を増やすために欠かせない思考』(桑原晃弥 著/ぱる出版 刊)

金融、特に投資の世界におけるウォーレン・バフェットの存在感は圧倒的なものです。個人資産はおよそ24兆円と、世界の富豪ランキングでも常に上位を占めています。

バフェットの発する言葉の多くは、長年に渡る投資活動を通して生まれたものです。当然、投資家の役に立つものがたくさんありますが、その考え方はアマゾンやグーグルの創業者たちにとって経営を行い、危機を乗り越える大きな支えとなっています。

バフェットの言葉に触れることで投資に対する考え方や、正しいマネーセンスはもちろん身につきますが、それに加えて「どう生きるべきか」という太い柱も育っていくはずです。結果、金銭的、社会的成功だけでなく、精神的にもより豊かな人生を送ることができるはずです。

投資で成功するために本当に大切なこと

自分で考えて自分で決める/トレンドを追うより原則に忠実に/優れた企業に投資したなら長期保有/良き価値観・習慣を身につける/短期の株価下落を気にせず長期視点で

「信頼できるもの、そして10年、20年、50年経っても欲しいとみんなが思うものを作っているかどうか、これが私が投資判断するうえでの基準です」

「『なぜ自分は現在の価格でこの会社を買収するのか』という題で、1本の小論文を書けないようなら、100株を買うこともやめたほうがいいでしょう」

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