三菱系の接待ではキリンビールを用意すべし――そんな“暗黙のルール”を聞いたことはないだろうか。実はキリンは三菱グループの一角であり、取引先との関係性を意識するうえで、こうした背景知識が求められる場面も少なくない。


飛鳥新社は3月24日、書籍『教養としての三菱・三井・住友』(山川清弘著)を発売した。いわゆる旧3大財閥グループの成り立ちや関係性、企業文化の違いを、現役経済誌記者の視点で解説している。

「組織の三菱」「人の三井」「結束の住友」といった特徴はなぜ生まれたのか。なぜ三菱は「組織」を重要視するのか、なぜ三井に「自由な雰囲気」があるのか、なぜ住友に「絆の強さ」を感じるのか?各グループの歴史をひもときながら、主要企業の立ち位置やビジネス上の暗黙知を読み解いていく。

さらに、時価総額や従業員数、初任給、大学別就職者数といったデータも掲載し、現在の勢力図を多角的に可視化。就職・転職を考える人はもちろん、取引先との関係構築や投資判断にも役立つ内容で、「知っているようで知らない日本経済の構造」を理解するための教養書となっている。
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