日本製鉄は3月24日、同社のインド事業拠点であるArcelorMittal Nippon Steel India(AM/NS India)が3月23日、インド南部アンドラプラデシュ州アナカパリ地区ラジャヤペタで、鉄源一貫製鉄所建設プロジェクトの起工式を開催したと発表した。

新たなグリーンフィールド投資として同州に製鉄所を建設し、インド鉄鋼業の持続的成長と国際競争力の強化に寄与するとしている。


起工式には、アンドラプラデシュ州のN.チャンドラバブ・ナイドゥ州首相、インド政府鉄鋼・重工業省のH.D.クマラスワミー大臣をはじめ、中央政府および州政府の要人が出席した。

プロジェクトの概要


同プロジェクトは、AM/NS Indiaがアンドラプラデシュ州で進める能力増強投資の一環として、鉄源一貫製鉄所を新設するもの。建設用地の面積は890ヘクタール(2200エーカー)で、一貫製鉄所の能力として粗鋼年産700万トン規模を検討しているとしている。

先進的な製鉄技術の導入により、インド鉄鋼業の持続的成長と国際競争力の強化を図るとともに、インド政府が掲げる「メイク・イン・インディア」「自立したインド」政策にも貢献するとしている。

AM/NS Indiaは現在、既存のインド西部グジャラート州ハジラ製鉄所でも能力増強投資を進めている。同社は今回のプロジェクトを通じて、今後のインド市場における需要拡大を取り込み、市場プレゼンスの確保につなげる考えだ。

AM/NS Indiaは、鉄源一貫プロセスによる鉄鋼製品およびペレットの製造・販売を手がける企業。出資比率は日本製鉄40.0%、ArcelorMittal 60.0%で、2025年の粗鋼生産量は722万トン、鋼材販売量は786万トン。
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