あきんどスシローは3月25日より、岩手県、宮城県、福島県の3県にて「東北の海を学び次世代まで守り続けるプロジェクト」とのコラボ商品を販売している。これに先駆け、3月8日から25日にかけて販売エリアの3店舗にて、商品案を考案した地元の小学生らを招いた試食会を開催した。
東北の豊かな海を未来に残すための学びを形にした、独創的なメニューがお披露目されたという。

「うまいすしを、腹一杯。うまいすしで、心も一杯。」という使命を掲げるスシローと、海の大切さを伝える「海と日本プロジェクト」が共同で開発。海水温の上昇といった海の課題を学んだ小学生たちのアイデアをもとに、商品開発担当者が試作を重ねて販売に至った。
○岩手県:宮古の真鱈を使用した斬新なタルタルや漬け炙り

岩手県では、大槌町立吉里吉里小学校の5年生が考案した「宮古の真鱈」が主役の2品が登場した。

「宮古の真鱈漬け炙り ゼリーポン酢のせ」(140円)は、店内で漬けにした真鱈を炙り、ゼリーポン酢と生姜でさっぱりと仕上げた一皿だ。また、「宮古の真鱈フライ わかめタルタルのせ」(200円)は、タルタルソースに刻みわかめを入れるという小学生のアイデアを具現化している。

事務局の岩手朝日テレビ・小野寺氏は「こどもたちが家族と試作を重ねるなど、熱意に驚かされた。学びの集大成として三陸の現状を知るきっかけになれば」と言及。

生産者の鈴木氏は「鮮度落ちが早く刺身文化が珍しい真鱈を、地元で食べられるのは誇らしい」と語った。

試食した児童からは「わかめ入りタルタルが見たことなくてすごい」と驚きの声が上がった。

○宮城県:気仙沼産かつおを香味野菜やネバネバ軍艦で楽しむ

宮城県では、塩竈市立第一小学校の4年生による、気仙沼産かつおを活用したメニューが紹介された。


「気仙沼産かつお 香味野菜(卵黄醤油)」(180円~)は、ごま油を塗ったかつおに大葉や玉ねぎ、フライドガーリック、卵黄醤油をトッピングしている。もう一品の「気仙沼産かつおとめかぶネバネバ軍艦」(120円~)は、めかぶのねばねばとかつおを和え、天かすを食感のアクセントに加えるという小学生の斬新な発想が光る。

宮城事務局の深川氏は「水産都市の塩竈で学び、メニュー化したことは大きな成果」と述べ、かつお加工業者の白鳥氏は「350年の歴史ある気仙沼のかつおが商品化されて嬉しい」と喜びを伝えた。

児童からは「食べなかったら損するくらいおいしい」と元気な感想が寄せられた。

○福島県:地元のめひかりを焦がし醤油と天ぷらで堪能

福島県では、楢葉町立楢葉小学校の4~6年生が考えた「めひかり」のメニュー2品が振る舞われた。

「福島水揚げ めひかり焦がし醤油」(280円)は、表面を炙ることで脂の旨みと醤油の香ばしさを引き出し、レモンで爽やかに味わえる。「福島水揚げ めひかりの天ぷら(梅肉)」(280円)は、揚げたての天ぷらに海苔と梅肉を添えた、イラストをそのまま再現した一皿だ。

福島放送の河野氏は「一人で3商品も案を出す子もいた。55ものアイデアから生まれたメニューを通じ、環境問題を考えるきっかけにしてほしい」と期待を寄せた。

児童は「揚げたての優しい味に、梅の酸味がアクセントになって最高」と笑顔を見せた。

いずれの商品も各県の店舗にて予定数が完売次第終了となる。
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