目のつけどころがいい。よすぎる。
……そう、すき家の話だ。

3月下旬から発売されている期間限定メニュー「旨だしたけのこ牛丼」。冬の鍋メニューなどを経て、「春の新作はどんなテンションでやってくるかな」と期待しながら待機していたのだが……完全に意表を突かれました。「春=たけのこ」って発想があったか~。

ということで、この春の息吹を全力で受け止めてきたので、その詳細をどうぞ!
○2つの食感がやみつき! 期間限定「旨だしたけのこ牛丼」を実食

菜の花、タラの芽、ふきのとう。春キャベツ、新玉ねぎ、新じゃがいも。大地の恵みのみに絞っても、春は旬の食材が豊富に揃う。たけのこもそのひとつだ。

すき家の新メニュー「旨だしたけのこ牛丼」。もちろん、ただたけのこを乗せただけじゃなく、「やわらかい姫皮」と「コリコリの根元」という異なる2つの部位を組み合わせることで、食感的なコントラストを狙ってきたのだという。ほ~ん、ええやん。策士よのう~。


ノーマルタイプの「旨だしたけのこ牛丼」のほか、ピリ辛な「胡麻ダレたけのこ牛丼」も用意されているようだが……まずは直球勝負。順を追って、正面から参りましょう。

タッチパネルで注文を確定してから、ものの数分で「旨だしたけのこ牛丼」が到着!

おいおいおーい、めっちゃ乗ってるじゃん! たけのこの量、すげぇぞ! 大胆にやってくれるじゃないの~。淡い色合いがどことなく上品で、緑色の小ねぎとのコントラストが新緑萌える今の時季を思わせる。牛丼に映えるグリーン&ベージュカラー。スプリング・ハズ・カム。

よく見てみると、確かにたけのこも2種類にわかれていて……

こっちが根元のほう。結構な大きさに切られてるんだな~。歯ごたえ、スゴそう。

こっちが姫皮の部分で、これもなかなか大ぶり。たけのこを「ちょい足し」したレベルじゃなく、ちゃんと牛肉に並ぶ主役として設計してきた感じがヒシヒシと伝わってくるぜ……。

それではさっそく、たけのこの根元のほうと一緒に……いただきますっ!

めっちゃ合うわ! 牛丼とたけのこ、超~合うわ! たけのこはコリッ&シャキッと力強い歯ごたえで、噛むたびにカツオやたけのこの出汁の旨みがジュワ~ッと滲み出す。
うめぇ……! たけのこの出汁の味付けは優しげで、たけのこ本来の甘みと香りをうまく引き立てている。

そして、たけのこの出汁の風味と牛丼の風味、ともに和のテイストではあるんだけど、それぞれ甘さや塩味のバランスが異なっているので、味わいに3D的な奥行きも生まれている。すげぇいいじゃん。このたけのこ、割烹料理屋の小鉢で出てきてもおかしくないクオリティでは……?

姫皮の部分はサクッとソフトで舌触りもよく、こちらも出汁の旨みがしっかりと凝縮! 薄いのに、牛丼に負けない存在感を持っている。濃厚な牛肉の旨みを、たけのこの繊維質と出汁の風味が優しく包み込む。この重層的な旨みの波、そして軽快なシャキシャキ食感……これは癖になるぞ……!

ちなみにこれ、ラーメンのメンマトッピングが好きな人は絶対に好きなやつだわ。個人的にもラーメンのメンマは多ければ多いほうがいいと思っているし、何ならチャーシューを増やすよりメンマやワカメを増やしたいと思う派なので、「旨だしたけのこ牛丼」はかなり好み。ハートのド真ん中を撃ち抜かれたような、清々しい気分である。

「ちょっと余計かな~」と躊躇しつつ、途中で紅生姜も投入してみたのだが、これも意外に大正解! たけのこの食感を邪魔することなく、梅酢の爽やかな風味が丼に清涼感を加えてくれる。

気づけば、あっという間に完食。めちゃくちゃ満足感はあるのに、食べ終わったあとはどこかさっぱりした気持ちになれる、なんとも不思議な1杯でもあった。方向性としては「わさび山かけ牛丼」「かつぶしオクラ牛丼」とかに近いのかもしれないが、そこまでサッパリしている感じでもなく、ちゃんとジャンク感も感じられる。
強いて言えばラーメンというより、中華そばみたいな感じだろうか。

次は「胡麻ダレたけのこ牛丼」も試してみたいが、この日食べた「旨だしたけのこ牛丼」で十分に完成されているというか、出汁の旨みをストレートに味わえたので、またこれをリピートしたいようにも思う。う~ん、迷うな~。

とにかく、たけのこの存在感はマジで相当スゴかったし、思った以上に主役感があったので、たけのこ好き、メンマ好きのみなさんはぜひご賞味あれ。かなりハマるはず!

冬から春へと季節が変わるこのタイミング、新たなグランドメニューはまだまだ見知らぬメニューとポテンシャルに溢れている。期間限定商品なので、気になった人はぜひ、その実力を一度確かめてみてほしい。

猿川佑 さるかわゆう この著者の記事一覧はこちら
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