目の前にないモノのサイズを数値だけで把握するのは難しい。10cmや30cmといった手が届くキリのいいサイズであればまだしも、そうでなければ感覚的にピンと来ないこともしばしばだ。
それが都道府県や国、あるいは天体といった途方もないサイズであればなおさらだ。

インターネット上には、こうしたさまざまなサイズについて、複数を比較することで把握を容易にするシミュレーションサイトがいくつも存在している。今回はその中から、さまざまなジャンルごとに、優れたUIを備える7つのサイトを紹介する。
○世界各国のサイズを比較できる「World Sizes」

「World Sizes」は、地球儀のような球体上で国をスライドさせて別の国と重ねることで、世界中の国の大きさを比較できるサイト。

メルカトル図法ベースの地図のように赤道からの距離に影響されることなく、正確なサイズ比較が行えるのが売り。マウスでの操作性はやや特殊だが、実際に使ってみるとすぐに慣れる。海外サービスゆえ対象は国とアメリカの州のみで、日本の都道府県などには対応しない。

○日本の都道府県を世界中の国々と比較できる「どこでも日本全体マップ」

世界各国が対象の「World Sizes」と異なり、「どこでも日本全体マップ」は日本全体、もしくは都道府県のサイズ比較が行えるサイト。

メルカトル図法ベースで設計されていることから、対象地域を赤道寄りに動かすと小さく、また極地寄りに動かすと大きく表示される。

国産サイトゆえ、例えば東京であれば本土部分以外に特定の島嶼部も含めるなどの細かい指定が可能。なお「どこでも〇〇マップ」というサイト名の「〇〇」は選択地域によって書き換わる。

○動物や植物、建物、乗り物を比較「オブジェクトサイズ比較ツール」

「オブジェクトサイズ比較ツール」は、人間をはじめとする動物のほか、植物、建物、乗り物、さらには歴史的遺物や天体に至るまで、あらゆる物体のサイズを比較できるサイト。


ジャンルを超えた比較が行えるのは、今回紹介している他のサイトにはない利点。各オブジェクトの配置はキャンバス上でドラッグして自由に並び替えられる。

海外サイトだが日本語化されており違和感なく利用できる。カバー範囲の広さゆえジャンルごとのオブジェクトの種類が少なく見えるのが欠点。

○人間同士の身長差を比較できる「身長比較したったー」

「身長比較したったー」は、任意の身長を入力することで、最大10人までの人物の身長をシルエットで比較できるサイト。作画の参考にすることを目的に作られたサイトで、人間に特化した設計だが、身長の入力上限は1000mとなっており、実在しない巨大なスケールでの対比も可能。

政府統計の男女別年齢別の身長一覧データを呼び出せるので、年齢ごとの平均身長を調べる手間もかからない。比較対象として黒板・自動販売機などを背後に表示する機能も備える。

○スマホやタブレットのサイズ差が一目瞭然「ComparisonTables」

「ComparisonTables」は、スマホやタブレットのサイズを比較できるサイト。同種のサイトは国内外に複数存在するが、このサイトは外観写真を含む多数のスマホ・タブレットのデータが登録されており、手入力を行わなくともプルダウンから機種名を選ぶだけで比較できるのが売り。

名称やサイズ、重量、発売日など表示項目を自在に選択できることが特徴で、ほかにスペック一覧を表示したり、並べた状態の画像をエクスポートする機能も。

○ディスプレイのサイズを比較できる「Screen Size Comparison」

「Screen Size Comparison」は、ディスプレイのサイズ比較に特化したサイト。
対角線の長さ(インチ)を入力するだけで、複数のディスプレイの画面サイズを比較できる。

前述のサイトと違い、特に対象製品のデータが用意されているわけではなく、サイズ(対角線の長さ)とアスペクト比を手動入力する仕組み。横に並べる以外に重ね合わせることもできるので、設置スペースとの兼ね合いで購入するディスプレイのサイズを決定しようとしている場合などに便利。

○紙のサイズをわかりやすく比較できる「用紙サイズ比較シミュレーター」

「用紙サイズ比較シミュレーター」は、紙のサイズに特化したサイズ比較サイト。A規格とB規格をはじめ、さまざまな紙のサイズがプリセットされている。

任意の2つのサイズを比べるのではなく、A4もしくはB5のいずれかと比べる仕組みなので、A0やB0などの大判サイズとの比較ではサイズ差がありすぎてあまりピンと来ないことも。ハガキや封筒、写真などの特殊サイズにも対応するほか、任意の値を入力することも可能。

山口真弘 ITライター。PC周辺機器メーカーやユーザビリティコンサルタントを経て現職。各種レビュー・ハウツー記事をWebや雑誌に執筆。最近は専門であるPC周辺機器・アクセサリに加え電子書籍、スマートスピーカーがおもな守備範囲。著書に『ScanSnap仕事便利帳』(ソフトバンククリエイティブ)『PDF+Acrobat ビジネス文書活用[ビジテク] 』(翔泳社)など。
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