打球が直撃したミラーがブルペンで投球を再開した(C)Getty Images
ドジャースのボビー・ミラーが現地時間2月20日(同21日)のカブスとのオープン戦で打球が頭部を直撃して以来、キャンプ地のブルペンで投球を再開している。
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ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』は、ミラーが「ピッチャーに打球が当たるビデオが流れるたびに、僕はそのビデオを見ることができなかった」というが、「あの事件が起きてから、それを見ることができた。
打球が当たった直後はアドレナリンが出ていたという右腕。「転倒して、自分が何を感じようとしているのかよくわからなかった。すぐには感じなかった。気絶もしなかったし、視界も失わなかった。ただ、こめかみや後頭部、あるいは正面に当たらなくて良かった」と、不幸中の幸いだったと振り返った。
「ライナーを頭部に受けるのは、僕の最大の恐怖のひとつだったんだ。意外なことに、思っていたほどひどくなかった。打ちのめされたような感じだったけど、無事に歩き切ることができた。すぐに復帰できるといいね。
デーブ・ロバーツ監督は「心構え、精神状態、恐怖心は彼が対処できると確信している」と述べ、先発ローテ候補でもあるミラーが再びゲームのマウンドに上がり、活躍する姿を期待している。
恐怖心を払拭し、2023年に11勝を挙げた25歳が再び輝きを取り戻す。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]