浦田はヤクルトとのオープン戦でも盗塁を敢行した(C)産経新聞社
巨人のし烈な開幕1軍争いが注目されている。
今季は特にオフに大型補強も行い、例年以上に各ポジション争いが狭き門となっている中、期待される若手がいかにオープン戦で結果を示していくかも重要となる。
【巨人の危機感】キャベッジのライト起用内定「大城のファースト起用は薄い?」ドラフト2位ルーキー浦田の外野挑戦


巨人の若手に関しては球界内からも考察の声があがっている。
現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は6日に自身のYouTubeチャンネルに「【巨人の危機感】キャベッジのライト起用内定「大城のファースト起用は薄い?」ドラフト2位ルーキー浦田の外野挑戦!!『泉口に喝!!』巨人の若手に襲っている危機感とは?」と題した動画を更新。巨人若手の開幕1軍争いを独自の目線で語っている。
動画内では各ポジション争いの状況を振り返りつつ、期待の若手として注目したのはドラフト2位ルーキーの浦田俊輔(九産大)だった。
浦田に関して高木氏は「武器があるんだよね」として持ち味の俊足に関して「彼の足というのは魅力がある」とした。
すでにオープン戦でも盗塁を企画しながら、成功はできていないが、今季のチームにとっては必要なピースになりうると指摘。
具体的には、今季はセ・リーグ各球団とも7回以降の救援投手陣の手厚さが目立つ中、終盤に1点を奪いにいくとなれば、足がある選手が求められる。
「7、8、9のピッチャーはどこもいい 接戦になったときに浦田の足というのは魅力はある」として、存在意義が出てくると見る。浦田は大学通算打率.392、50メートル5秒8の快足も注目されている。
また今季はレギュラー陣が例年以上に強固なメンバーが揃う中で、その中で出場機会を得ようとするならば、「武器を持っている選手が強い」として、浦田においては得意の足をいかに磨けるか、アピールできるかが大事になってくるとした。
現在は練習試合で2打席連続弾、オープン戦でもサヨナラ打と打撃でアピールする秋広優人、打撃好調な中山礼都、守備力が評価される泉口友汰らとの争いになる中で、打撃や守備に関して課題はあるとしながらも、「浦田にはものすごいチャンスがある」と背中を押した。
浦田はここにきて本職の内野だけではなく外野守備の練習もスタート、幅広い選択が注目されている。
28日の開幕戦まで時間も刻々と過ぎる。指揮官が待ち望む、猛アピールを果たすのはどの選手となるか。開幕までの道のりも話題を集めそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]