遠藤は着実に自分の仕事をこなしているが…(C)Getty Images
リバプールの遠藤航は、公式戦ここ3試合連続で後半途中からピッチに送られている。マンチェスター・C、ニューカッスルとのリーグ戦2試合に続き、現地時間3月5日(日本時間6日)には、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16の第1戦、敵地で行われたパリ・サンジェルマン(PSG)とのゲームでも79分から出場。
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シーズンが進むにつれ、守備を固めるシチュエーションでの出場が確実に増えており、まさに試合終盤で存在感を放ち続けている遠藤。今後、各タイトルの獲得を目指す上でも、同様の起用法が続いていくことが予想されている。
だがチーム内での役割がほぼ定まってきていることにより、今季終了後での遠藤の去就にも、現地メディアから関心が寄せられている。クラブ専門サイト『ROUSING THE KOP』では、現地時間3月6日のトピックの中で、プレータイムが限られている現状が遠藤にとって、「満足のいくものではない」と評している。
同メディアでは、PSG戦終了後でのファンの反応も伝えており、「この試合でもエンドウはミッションを達成した。試合終了のホイッスルが鳴った後、クールダウンの最中の同選手にリバプールファンが熱い声援を送った」などと回想。遠藤もその声に感謝の意を示していたとも報じている。
ファンからの支持は高いままであると説く同メディアは、一方で、シーズン序盤からのアルネ・スロット監督の起用法を踏まえた英解説者の意見も紹介。「ジェイミー・キャラガーも『スロットはエンドウを完全には信用していない』と指摘している」と綴っている。
さらに、「エンドウは2027年までリバプールと契約を結んでいるが、この夏、自身の去就について決断する必要がある。今のままリバプールに残るのか、それとも出場機会を求めて別のクラブへ移るのか」と問いかけながら、「それでも、リバプールは彼のプロフェッショナルな姿勢を評価しており、バックアップ要員として残すことに前向きだろう」などと予想する。
その上で同メディアは、「リバプールファンも、2025/26シーズン以降もこのベテランスターがアンフィールドに残ることを歓迎するはずだ。しかし、最終的にマージーサイドに残るかどうかは彼自身が決めることとなる」と見通し、トピックを結んでいる。
もちろん、遠藤には来季以降もリバプールの一員として戦う選択肢もある。長年に渡り欧州トップレベルでの活躍を続ける遠藤の動向は引き続き、注目を集めることになるだろう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]