連日30度越えの暑さが続く今日この頃。外出先で冷たい飲み物を飲みたいのに「すぐに氷が溶けてしまう…」と悩んでいる方も少なくないのではないでしょうか? そんな猛暑対策にぴったりの“救世主”的アイテムとして、昨年からSNSでバズっている商品が「ダイソー」で販売されています。

その名も「極太水筒用氷棒」! 今回は実際の使用感やアレンジ方法をレビューします。(文・写真=Nana Numoto)

■氷作りの新定番&夏の救世主に!

 「極太水筒用氷棒」は、チャックが付いたビニールタイプの製氷袋で、1.5Lから2Lまでの水筒にぴったりの氷棒を作れます。太さがしっかりある棒状の氷は、キューブ型の氷と比べて溶けにくく、飲み物が薄まりにくいことが特徴です。

 また、冷凍庫に立てて保管が可能。製氷皿よりもスペースを取らないので、一度に何本も氷棒を作れます。1つ110円(税込み)で20枚入りとコスパもよく、使い切りで後片付けも楽ちんなので夏に大活躍間違いなし! まさに氷作りの新定番&この夏の救世主となるアイテムです。

 使い方もとっても簡単で、製氷袋の中に、手持ちのボトルの容量に合わせた高さまで飲み物を入れ、冷凍庫に立てて保管しておくだけ! 袋には、150ml、200ml、250mlと容量の目安が記載されており、必要な水の量が人目で分かることもグッとくるポイントです。

 注意したいのは、液体が固体に変化する時に堆積が増えるため、袋に書いてある線の高さよりやや大きめの氷ができること。使用したいドリンクボトルの高さより、やや少なめに水を入れておくことが、丁度よいサイズの氷を作るコツといえるでしょう。

■「極太水筒用氷棒」はどれくらいもつの?

 実際に凍らせてできた氷棒は、表面を水にさらすと袋から出しやすくなります。出しにくい時は、ビニール袋のはしからピリピリと破るときれいにはがせます。

 実際に水筒に入れ、気温23度程度の室内で14時から使用したところ、なんと翌朝まで氷が残っていました! 保冷ボトルであったこと、気温が高すぎなかったことを加味しても脅威のもちにびっくりです。


 暑さが厳しい日に屋外で使用した時でも、半日程度は水筒のひんやり感をキープしてくれました。1日かんかん照りの野外で過ごす場合はもう少し早く溶けてしまいそうですが、通常の氷と比べると溶けにくいといえるでしょう。

 ちなみに、凍らせる時にどうしても真っすぐ立たず、棒がややゆがんでしまうこともありましたが、氷が溶けるまでの時間に大きな影響はありませんでした。ただ取り出しにくくなる点は気になったので要注意。わが家では、冷凍している食材の隙間を埋めるように「極太水筒用氷棒」を差し込むことで、真っすぐな氷を作っていました。

■麦茶やコーヒーで作れば“薄まり”知らず!

 冷たい飲み物を飲みたくて氷をたっぷり入れたものの、「午後には氷が溶けて薄くなってた…」というのはよくあるシチュエーションですよね。

 そんな時は、水筒に入れたい飲み物がお茶ならお茶の氷棒を、コーヒーならコーヒーの氷を作っておくと、溶けたときに味が薄まることがなく、おいしさと冷たさをキープできます。ただ氷が溶けてくるとその分のかさが増すので、ボトルに入れる水分の量には加減が必要です。

■ひんやりアレンジも楽しめる!

 氷棒作りに慣れてきたら、ジュースやフルーツティーで「お手軽アイスキャンディ」を作るのもオススメ! 好みの飲み物を入れた袋の中に、木の棒やステンレスストローを差して凍らせておくだけで好みの味のアイスが作れちゃいます。

 また、アイシング用に150mlサイズの氷を作っておくのもアイデアの一つ! 氷のうやクーラーボックスに入れておけば、ひんやり感が続くので、部活やスポーツで疲れた体をクールダウンするのに活躍します。

 暑さにまいってしまう季節ですが、冷たいドリンクがあるだけでも心が楽になりますよね。水分補給はもちろん、身体から熱を逃がしてあげるためにも冷たい飲み物はマスト。
「ダイソー」の「極太水筒用氷棒」は、通勤用にはもちろん、子供の行事、家族のおでかけ、来客用のピッチャーに、そしてスポーツシーンにもおすすめのアイテムです。

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