夏の睡眠時にエアコンは欠かせない。8月から10月にかけて全国的に平年以上の気温になることが予想され、今夏は猛暑日とともに熱帯夜が例年以上に増加することも考えられているという。

この記事では、ダイキンが実施した「夏の睡眠時のエアコン使用に関する意識調査」の結果とともに、熱帯夜にも役立つエアコンの上手な使い方のヒントを紹介していきたい。

■夏の睡眠時の不満1位は?

 今回発表された「夏の睡眠時のエアコン使用に関する意識調査」は、7月21日(金)から7月24日(月)までの期間、全国の男女524名を対象に、ダイキンが調査を実施したもの。

 調査では、全体の約半数が“睡眠時のエアコンの使用に関して不満や困りごとを持っている”ことが判明。特に「身体が冷えたり、だるくなったりする」という意見が票を集めた。

 そこで今回は、ダイキンがおすすめする、熱帯夜でも役にたつエアコンの上手な使い方を紹介する。


■快適な空間づくりのためのヒント

 快適な空感づくりには、“温度”だけでなく“湿度”を調節することも大切。湿度が20%変われば、体感温度は約4度変わるといわれている。

 冷房運転により、室温とともに湿度も低下する。とくに熱帯夜の睡眠時には、冷房運転で室温が28度程度になるように調整するのがおすすめだという。エアコンに湿度設定機能があれば目標温度の設定とあわせて、目標湿度を50%~60%に設定すると快適な環境づくりに効果的だ。

 また、エアコンの風が身体に当たるのが気になる場合は、風向を水平にしてエアコンから吹き出る風が直接身体に当たりづらいようにする使い方が良い。風向を水平にすることで、天井付近と床付近の温度に差が出る“温度ムラ”ができにくくなり、節電にもつながりやすくなるので一石二鳥だ。


 さらに、寝ている間はエアコンをつけっぱなしにしたくない場合には、熱中症リスクに気をつけながら、“切タイマー”を使う方法も。3時間後に切れるようにタイマーを設定すると、入眠直後の深い睡眠が温度変化で阻害されづらく、深い睡眠を2周期分確保できるため、前半の深いノンレム睡眠が安定的に取れると言われているそうだ。

 加えて、エアコン使用時の効果的な節電方法として、室内機のフィルター掃除と室外機周辺の整理整頓についても言及。フィルターを1年間掃除しなかった場合、消費電力量が約25%ムダになってしまうと言われており、定期的な掃除を実施することはエアコンを上手に使うために重要となるだろう。

【「夏の睡眠時のエアコン使用に関する意識調査」概要】
調査方法:スマートフォンリサーチ
調査期間:7月21日(金)~7月24日(月)
調査対象:全国の男女524名

編集部おすすめ