『スイッチ・マインド』最終回　 元K‐1ファイター小比類巻貴之＆徳永智加来が出した答えとは

　アプリによって人生が入れ替わる転生ドラマ『スイッチ・マインド～人生取り替えアプリ～』（ABCテレビ／毎週土曜深夜0時）最終回が6月15日（土）に放送。放送終了後から1週間、TVerで見逃し配信中だ。

■「いい夢見させてもらった」

　usi原作の同名漫画を実写ドラマ化した本作。“人生を入れ替えるアプリ”を巡るスリリングな物語を、3エピソード全8話で描く。

　エピソード3「やりなおしと回避」では、風俗店店長のチンピラ・栗原（小比類巻貴之）と、いじめられっこの高校生・日辻洋一（徳永智加来）が、謎の存在・アスナ（山口もあ／ASOBISYSTEM）とロイ（松下恭子／ASOBISYSTEM）が作った謎のアプリ「スイッチマインド」によって入れ替わることに。

　いじめっ子たちをボコボコにした栗原（外見は日辻）は、いじめの主犯格・牛窪（平川丈）にリンチの制裁を受ける。「死んでしまってはやっかいだ」と実験への影響を考え、いじめっ子たちの存在を消そうとするアスナとロイ。しかし、陰からその様子を見ていた日辻（外見は栗原）が割って入り、栗原を助け出す。どんなに殴られ不利な状況に陥っても、決して諦めない栗原の勇気に心を動かされたのだ。また栗原も、日辻が栗原の風俗店の経営を持ち直してくれていることに感謝の念を抱いていた。

　そして最終回では、 “決断の時”がやって来る。アスナとロイから「このマッチングを是とするか非とするか」と問われ「いい夢見させてもらった」と元に戻りたいと答えた栗原に、日辻も同意。全く違う人生を体験したことによって、日辻は「まだ50％も力を出していなかった」、栗原は「ビールとラーメンのため」と、それぞれの人生でしかできないことを悟ったのだ。

　そうして元にもどった日辻は、牛窪に「君を許さない。でも無視もしない。それっていじめだから。君のレベルに落ちたくない」と堂々と思いをぶつける。そして栗原も、自分勝手に意見を押し付けるのではなく、より良い店にするための意見を部下やキャストに聞くようになるのだった。

　満足そうな2人に対し、その結果に納得できないアスナとロイ。「もっとわかりやすい生物だと思っていたのに」と嘆きつつ「簡単にわからないって、なんか良いけどね」と、ますます興味を引かれるのだった。そんなアスナとロイも最後には人間をよく知るためにラーメンを味わってみることになった。

　日辻と栗原の選んだ結末に、SNSでは「こんなにセリフで、所作で魅せられるとは。まだ、50%も力出してねえ」、「最終章面白かったな～」などの声が上がった。

　また次回からのドラマパートでは、新作『カレの部屋と3人のカノジョ』を放送予定。SWEET STEADYの白石まゆみ、CANDY TUNEの立花琴未などが出演する。