今年で50周年を迎えた東映太秦映画村は、施設全体のフルリニューアルを進めており、3月28日(土)に第1期リニューアルオープンを迎える。そして今回、第1期リニューアルの詳細が決定し、ライブショーや18歳未満入場不可の大人向けイベントなどの詳細が発表された。



■新たな看板ショーが登場

 今回発表されたのは、イベント・ショー、文化体験、着物体験、アトラクション、フード&グッズなど、「江戸時代の京へ、迷い込む。」というコンセプトを体感できる新たなラインナップの数々。

 太秦映画村の新たな看板ライブショーとなるのは「360°リアルタイムドラマ」。その最大の特徴は、村全体を舞台にリアルタイムでドラマが展開するかつてないスケールの物語で、ひとたび足を踏み入れれば、忍者や武士、茶屋娘といった登場人物が、村の至るところでリアルな日常を生きている。ゲストはそんな江戸時代のとある京都の一日を気ままに垣間見ながら過ごしつつ、時に事件が巻き起こる大きな物語を共に体験していく。

■18歳未満の入場NGイベントとは?

 今回のリニューアルに伴い、ナイト営業も開始する太秦映画村。夜の帳が下り、より江戸時代の京都へ没入感が増す夕暮れから、18才未満は入場できない、大人向けのコンテンツが開帳する。コンテンツは「丁半博打」「大人しか入れない拷問屋敷」の大きく分けて2つ。

 夜限定イベント「丁半博打」は、江戸の博打を体感できる参加型イベント。一歩足を踏み入れれば、そこは江戸時代の博打場。毎晩のように丁半博打がおこなわれ、壺振りが賽を入れて振れば、「さぁ張った張った!」と威勢のいい声が飛び交う。その熱気の渦中に、ゲストも参加。賭けるのは、金品ではなく、ゲストの心願。
賽を前に、丁か半かを張る――。

 一方「大人しか入れない拷問屋敷」は、夜に開かれる、大人だけが足を踏み入れられる特別空間。江戸時代に迷い込んだゲストは、ある事件の嫌疑をかけられ拷問屋敷へと導かれていく。屋敷の中で待ち受けるのは、撮影所の美術スタッフが再現した拷問器具の数々。実際に拷問にかけられる体験を通して、江戸時代の取り調べや司法の闇の歴史を学ぶ没入型体験だ。痛くはないという。

■イベントを多数展開

 そのほか、映画村が世界に誇る、本格的忍者ショーをノンバーバル仕様にアップデートした「忍者ショー~NINJAMISSION~」や、刀の構えや所作、侍の心得を学べる「侍修練場」、浮世絵で空間演出された町家を舞台に、浮世絵の中へ入り込む没入体験「浮世ノ京あそび」などイベントが充実。

 なにわ男子・長尾謙杜がナミゲーターを務める、時代劇100年の歴史を、実物資料や体感展示などで味わえる「太秦撮影所創設記念『太秦時代劇100年』~撮影バックストーリー~」や、占いの館「京花占い」、村に住む町娘などの案内人による「ガイドツアー~映画村のまにまに~」なども展開される。

■文化&着物体験も充実

 さらに、一人2700円で体験できる文化体験も充実。華道、茶道、能、狂言、お囃子、京舞、三味線など数々の日本文化を、体験することができる。今後は、琴、香道、書道などの体験も実施予定。

 着物体験は3つのプランが用意され、舞妓、殿様、花魁、芸者など時代劇の登場人物になりきれる「本格時代扮装」(5800円~)、「着物レンタル」(2500円)、伝統を現代に落とし込む京都ブランド「SOU・SOU」の和装を体験できる「SOU・SOU和装レンタル」(2500円)から選ぶことができる(いずれも価格は税込)。


■アトラクション登場

 アトラクション「NINJA BATTLE-太秦鬼決戦-」は、800円で体験することが可能。伝説の鬼・酒呑童子が復活し、村人が次々と連れ去られる事件が発生し、見習い忍者のゲストは、精鋭忍者に仲間入りする。敵に打ち勝って心・技・体3つの「珠」を手にし、異世界「SHINOBI」からやってきた精鋭忍者NINNINと共に、忍者村の平和を取り戻すことができるか? というストーリーだ。

■フード&グッズも盛りだくさん

 飲食店は、「京の食」をテーマに、老舗から新進気鋭の名店まで、10店舗新オープン。

 醤油スイーツの「澤井醤油with Key Stone」、カレーうどんの「味味香」、マグロの創作料理が楽しめる「朱色まぐろ」、スパイスカレーやビールを提供する「味隠」、京都らしい茶寮「京都仁王門ござる。」、和カフェ「SASAYAIORI+太秦映画村」、京綿菓子の「zarame -gourmet cotton candy-」、五感を満たす新拠点「う乃屋」、鶏料理専門店「鳥せゑ」、映画村オリジナルの茶屋「うず茶や」が新たなラインナップとして登場する。

 さらに物販店も、新たに3店舗オープン。日本各地の産地から厳選した器や和雑貨を取りそろえる「東堂AZUMA-DO」、京都ブランド「SOU・SOU 宣屋」、セレクトストア「お土産処」が並ぶ。

 それから、太秦映画村オリジナルグッズは、4つのカテゴリに分けて展開。大正から昭和にかけて活躍した京都の日本画家・甲斐荘楠音の世界観を現代的にエレガントに再編集した「甲斐荘シリーズ」、侍・町娘・芸者・同心の時代劇衣装の伝統文様を現代的に再構築した「時代劇シリーズ」、京都撮影所とコラボレーションし映画を日常に取り入れるアパレルライン「UZUUZUシリーズ」、和風ポップな小物アイテムシリーズ「昔あそびシリーズ」がラインナップだ。

 東映太秦映画村は、3月28日(土)第1期リニューアルオープン。2027年春に第2期(新たに5つの飲食・物販店舗+遊郭ゾーン開業)、2028年春に第3期(芝居小屋・中村座(仮称)開業)オープンを予定し、2028年以降に温浴施設を計画中だ。

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