新米医師たちの葛藤と成長を描く医療ドラマ『泣くな研修医』(テレビ朝日系/毎週土曜23時)で、正義感が強く頑張り屋の研修医1年目の雨野隆治を演じる白濱亜嵐。俳優として主演を務める一方、EXILE/GENERATIONS from EXILE TRIBEのパフォーマーとしての活動、クリエイティブユニット・PKCZ(R)での楽曲製作など、多岐にわたって活躍する現在27歳の白濱に30歳に向けた今後の理想像をうかがいしました。

(取材・文=赤山恭子/写真=ヨシダヤスシ)

■20代でやっておきたいことは…

――現在27歳の白濱さんですが、20代のうちにやっておきたいことなどありますか?

アーティスト軸で言うと、今でもいろいろな夢を叶えさせてもらいました。ただ、僕は作曲もやっているので、20代のうちに誰もが知っていて踊れるような曲を作りたい、という気持ちはあります。

――まだチャレンジしていないけれど、「ここに手を付けてみたい」という領域もありますか?

映画監督をやってみたいなと思います! もっといえば、監督、脚本、プロデュース、主演まで兼任してみたいです。(シルヴェスター・)スタローンばりの全部のせです(笑)。そして自分で曲も作れるので、サウンドトラックも全部自分で手掛けられたら面白いですね。音楽までやっているというのは、世界でまだあまりやってないんじゃないかなと思うので。

――時間はなかなか取れないかもしれませんが、プライベートで20代のうちにやっておきたいことはありますか?

20代のうちに、大きな家を建てたいとは、ずっと思っています。

――『GENERATIONS高校TV』(ABEMA)の三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEさんゲスト回で、白濱さんが小さなお城に住んでいると暴露されていました。

ははは(笑)! 小さな城、そうなんですよ(笑)。だから、小さなお城の先に、大きなお城に憧れています。家を建てたい理由としては、そこに自分のスタジオを作りたいんです。住むだけではなくて、知り合いの作曲家とかにもいっぱい来てもらって、みんなで寝泊まりできたり、楽曲制作セッションキャンプみたいな場所になれたら最高だな、と思っていて。


――プライベートでもお仕事との境があまりなく、もとからクリエイティブ方面がお好きなんですね。

そうですね。僕は本当に趣味が仕事になったような感じなんです。こうした取材で、「プライベートな時間、何をしていますか?」と聞かれても、本当に作曲とか、キーボードを弾いたり、という答えになるんですよね。なので、そろそろギターをやりたいです。ギターが弾けると、メロディを乗せればいいので、作曲のスピードが速くなると思うんです。「やりたい」と言いながら、なかなかできていないんですけどね(笑)。

■日本のマ・ドンソクになりたい!

――あと2年で30代に突入しますが、どんな30代を目指していますか?

ざっくり思っているのは…すごくマッチョな30歳になりたいです。もともとトレーニングがすごく好きなんですけど、俳優業をやっている間はあまり筋トレができないのですが。

――体を大きくできないという制約もあったりしますから。

そうなんです。なので、できればトレーニングはずっと続けて、すごく若々しい30代が理想です。
理想は、本当にジェイソン・ステイサムぐらい、ゴリゴリに! ヒゲも生やしてマッチョな俳優になりたいです。あとはマ・ドンソクみたいになってアクションもやってみたいです。

――韓国のムキムキな俳優さんですよね?

はい。日本のマ・ドンソク目指します(笑)! 本当に、筋トレがめっちゃ好きなんですよ。だから、ドラマの撮影が終わったらもう1回再開して、首と肩がつながるくらい筋トレしちゃおうかな(笑)。

■いつまでも先頭で走り続けたい!

――俳優業で悩んでいたとき先輩が救ってくださったというお話もありました。反対に、白濱さんが後輩の皆さんにアドバイスをすることもありますか?

『貴族誕生 -PRINCE OF LEGEND-』をやっていたときは、演技初挑戦の後輩もいたので、台本の読み方を教えたりもしました。きちんと意味をくみ取る読み方について、「ここはこうで」と言ったりはしました。…けど、基本的に本当に大切なことは教えないです、やっぱり(笑)。自分のテクニックを教えたくないというより、いつまでも自分が先頭で売れ続けないと、という気持ちがあるから。

――そうした意味で、現在LDHさんの中で、白濱さんは中堅ポジションかもしれませんが、今後はグループおよび会社の中で、どのような存在になっていきたいという展望はありますか?

会社からも、先輩からも「使ってほしい」という思いがずっとあります。僕は、何でも任せられるような存在になりたいんです。
「こういう曲がほしいな、作ってよ」と言われたらぱっと作れるし、「この作品に出てほしい」と言われたら、ちゃんとその役ができる、というように。必要とされる存在になりたいなとは、いつまでも思いますね。

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