相葉雅紀が12年ぶりに舞台出演する、主演舞台『ようこそ、ミナト先生』の全キャストが決定した。
【写真】12年ぶりの主演舞台『ようこそ、ミナト先生』に挑む相葉雅紀
本作は、町や人生の“再生”をテーマにした物語。
とある山あいの町・日永町。1年前に観光客として訪れた湊孝成(相葉)は、この町で非常勤の教師となって、高齢化社会や過疎化など町のさまざまな問題に日々奔走していた。人々にも慕われ、町の中心人物となりつつあったが、実はある秘密を抱えていて…。
相葉が演じる湊が赴任した日永(ひなが)町の住民たちとして、診療所の医師・高梨由佳子役に秋元才加、日永小・中学校の校長・及川太一役に忍成修吾、町で生まれ育った青年・野村伊吹役に濱田龍臣が決定。校長の妻・及川美樹役に須藤理彩、喫茶店の自称看板娘・難波さつき役に青木さやか、日永町の町長・本田太一役に「阿佐ヶ谷スパイダース」の中山祐一朗、そして町はずれに住む老人・植村久志役に松平健、とそれぞれ演技派の顔ぶれがそろった。
さらに、横堀悦夫、森田甘路、大沼百合子、田中利花、天野はな、野口俊丞、吉村卓也、谷花音ら個性豊かな面々と共に、高齢化社会や過疎化など日永町のさまざまな問題に奔走する。
舞台『ようこそ、ミナト先生』は、東京・新国立劇場中劇場にて6月4~19日、大阪・梅田芸術劇場メインホールにて6月29日~7月3日上演。
キャストのコメント全文は以下の通り。
<全キャスト コメント>
◆相葉雅紀
12年振りに舞台をやらせて頂くことになりました。そして、12年前にもお世話になった演出の宮田慶子さん、脚本の金子ありささんと再びご一緒できること、大変光栄に思っております。皆様に楽しんで貰えるよう、全身全霊をかけて向き合っていきます。
◆秋元才加
そろそろ舞台をやりたい。マネージャーさんにそうお伝えした次の日に、この舞台のお話しを頂きました。ドッキリかも…という気持ちと運命かもしれない!と同時に思ったのが正直な話です。相葉さん、宮田さん、金子さんは12年ぶりという事で、ご一緒させて頂けることを大変光栄に思っております。私自身とっても楽しみです。
まだまだ色々不安な状況が続いていますが、一回一回舞台に立てる喜びを感じ、相葉さんの胸を借りて、ミナト先生の世界を精一杯生きられたらと思います。
◆忍成修吾
とてもエネルギッシュな共演者の方々に囲まれ、ご一緒出来て光栄です。そして初めての宮田慶子さんの演出、初めての新国立劇場に心躍ります。ご覧になった方々の活力になる作品になることを願い、その一つの歯車になれるように頑張ります。皆さんお楽しみに!
◆濱田龍臣
この度、舞台『ようこそ、ミナト先生』にて野村伊吹役を演じさせて頂くにあたって、自分自身、最近は何度か舞台に立たせていただいていますが、まだまだ経験が浅い所もあるので、今の自分に出来る精一杯で演じ、劇場に足を運んでくださる皆様を楽しませられればと思っています。
◆須藤理彩
“あの”金子ありさ先生の描く世界を、“あの”宮田慶子先生が演出ーッ!!!! 何とも贅沢なこの作品に参加させて頂けるなんて、大変光栄です。
主演の相葉さんとも今回初めてご一緒させて頂きますが、年を重ねても尚、その飾らないお人柄や、ピュアで屈託のない真っ直ぐなお姿をずっと拝見していたので、相葉さん演じるミナト先生に早く会いたいな~と、今からとても楽しみです。
他にも大変豪華で個性豊かな方々の中、どう自分が存在出来るのか、、、! 観に来て下さる皆様が、ほんのひと時でも日常を忘れ、ほっこりと心ほぐれる作品となります様、一生懸命稽古に励みたいと思います。
◆青木さやか
相葉さんとは、10年前に「天才!志村どうぶつ園」でご一緒して以来かと思います。今度は、お芝居で共演できることを楽しみにしています。地方の町の住人たちの人間ドラマと聞いています。精一杯演じたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
◆中山祐一朗
すばらしい役者陣と共演できる事、再び宮田慶子さんの演出で舞台に立てる事に緊張しつつも、とても楽しみです。ストーリーの中に田舎の祭りの風景が出てきます。旅行中などに意図せずその町の祭りと出くわしたりすると、得した気分になります。楽しいだけでなく少し怖かったり独特な風習にふれる事が、非日常な経験として結局楽しいのです。
この作品の祭りもどんな風になるか? そんなところも密かに楽しみにしてます。
◆松平健
私の演じる植村久志は、町の人たちにも溶け込まない孤立した気難しい人物です。この植村がそこに至るまでの絶望感や苦悩、哀しみを私は丁寧に演じたいと思っています。ときに人は間違いを起こす、人を傷つけることもある、でもその先にある『人を許す心』『人のやさしさ』をご覧いただく皆様と共有できましたら幸いです。
今回、主演の相葉雅紀さんをはじめ脚本と演出のお二人とも初めてご一緒します。何歳になっても新しいものに出会い 挑戦できることは俳優としての喜びです。
日本の原風景・日永町の住民になれることを今からとても楽しみにしています。