俳優の間宮祥太朗が主演を務める4月13日スタートのドラマ『ナンバMG5』(フジテレビ系/毎週水曜22時)の第2話(4月20日放送)に、俳優の米本学仁(よねもと・たかと)がゲスト出演することが発表された。間宮ふんする普通の高校生活を夢見るヤンキー・難破剛を狙う、不良高校の“ボス”を演じる。

間宮とは初共演となる。

【写真】43歳・米本学仁、不良高校のボスを熱演

 小沢としおの漫画『ナンバMG5』『ナンバデッドエンド』(秋田書店)を映像化する本作は、筋金入りのヤンキー一家「難破(なんば)家」の次男・剛(間宮)が、実は「ヤンキーをやめたい」「普通の高校生になりたい」と、家族に内緒で健全な高校に入学するという<高校“逆”デビュー>物語。

 家族の前では特攻服を着たバリバリのヤンキー、学校では制服を着た真面目な高校生という二重生活がスタートし、学校では優等生として美術部に入部するものの、いじめられている友人を放っておけず、つい特攻服に着替えて助けたことをきっかけに、正体不明の最強ヤンキーとしてどんどんのし上がってしまう剛。伍代直樹(神尾楓珠)は、他校のヤンキーだが、剛の秘密を知ることになり、“相棒的な”存在に。健全な高校で同級生かつ同じ美術部に所属する藤田深雪(森川葵)は、ちょっと変わったヒロインだが、剛はひとめぼれする。

 第2話で米本は、伍代が通う、不良が多いことで有名な市松高校の2年生・最上を演じる。市松を実質とりまとめる最強かつ最凶の2年生で、ケンカをする時はメリケンサックをはめ相手を徹底的にボコボコにすることで知られている。“特攻服を着た正体不明のヤンキー”のうわさを聞き、その正体を割り出そうと躍起になっており、「有力な情報には10万円の賞金を出す」と宣言。それが剛であることを知らない深雪は、あることでお金がどうしても必要だったため、なんとか“特攻服の男”の最新情報を集めようとする。そして、ついに“特攻服の男”の居場所をつかんだ深雪は、恐る恐る最上のグループに接触することに。しかし、そこにはワナが―。

 43歳の米本は、身長180センチ、体重180キロという迫力ボディーかつ圧倒的な演技力が魅力の、ハリウッド“逆輸入”俳優。
元々俳優を目指していたわけではなく、映画プロデューサーになりたくて2007年に渡米。現地のカレッジで出会ったなかやまきんに君とラーメンを食べていたところ、スカウトされ、キアヌ・リーブス主演の映画『47RONIN』(2013年)で俳優デビューする。以降、米国を拠点に俳優として活躍し、ドラマ『全裸監督』(2019年)、映画『総理の夫』(2021年)など国内の作品にも出演。2020年より日本に拠点を移し、今年は大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で伊豆武士を熱演した。

 米本は最上役を演じるにあたり、「台本にはないのですが、自分の中で、最上はなぜ強くならなければいけなかったのか?を考えました。強くなる必要ってないはずなのに、そういう道を選んでしまった最上は、本当はどういう存在でどういう生い立ちなのだろう?と勝手に考えを膨らませて演じました」と話している。

 ドラマ『ナンバMG5』は、フジテレビ系にて4月13日より毎週水曜22時放送(初回15分拡大)。

※米本学仁コメント全文は以下の通り

<米本学仁コメント全文>
◆今作のオファーを受けて
「まず僕でいいんですか?って(笑)。いろいろな役をやらせていただきますが、高校生がもういっかいできるんだ!と。本当におこがましいというか…。どんな原作なのだろう、とすぐに読ませていただきました。めちゃくちゃ面白くて、でも面白いだけではなくて本当にいい話で、最上を演じることが楽しみになりました」

◆最上役をどう演じましたか?
「台本にはないのですが、自分の中で、最上はなぜ強くならなければいけなかったのか?を考えました。
強くなる必要ってないはずなのに、そういう道を選んでしまった最上は、本当はどういう存在でどういう生い立ちなのだろう?と勝手に考えを膨らませて演じました。剛にとっては敵ですが、最上にとって剛が敵であって、仲間との世界をおびやかす存在、だから負けられない。でもそれって何なのだろう、といろいろと考えながら演じさせていただきました」

◆間宮祥太朗さんとの初共演はいかがでしたか?
「エネルギーをびっしびしに飛ばしてくれるな!と。こっちがエネルギーをびっしびしに投げたら、びっしびしに受け止めてくれるな!というのが素直な印象です。直流交流じゃないですけど、電気をすぐに通してくれる方。撮影の合間や、“アクション!”となる前の数秒間の時間も、剛と最上は対峙(たいじ)してにらみ合っていたのですが、そういうときでも、途切れずに届けてくれる存在でいてくれるから、僕も負けない存在でいたいと思いました。その時間を過ごせたのは幸せでした」

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