ピクサー・アニメーション・スタジオのアニメ映画最新作『バズ・ライトイヤー』の日本版追加声優キャストとして、りょう、三木眞一郎、磯辺万沙子、銀河万丈沢城みゆきの参加が発表された。りょうはバズを信じ続けた親友アリーシャを務める。



【動画】バズとアリーシャの息の合ったやり取りが印象的な『バズ・ライトイヤー』US版予告編(日本語吹替ver.)

 「トイ・ストーリー」シリーズでアンディ少年のお気に入りの“おもちゃ”バズ・ライトイヤーは、実は、彼の人生を変えるほど夢中になった大好きな映画の主人公であり、本作はその<映画>の物語。

 有能なスペース・レンジャーのバズは自分の力を過信したため、1200人もの乗組員と共に危険な惑星に不時着してしまう。みんなではるか遠い地球に帰還するため、バズはたったひとりで困難なハイパー航行を繰り返すが、何度も失敗してしまう。

 そんな彼を長年支え続けていたのは、バズと同じ“スペース・レンジャー”であり、後にスター・コマンドの指揮官になるまで昇進するほど優秀な相棒で、バズの成功を誰よりも信じていた親友のアリーシャ。しかし、バズのハイパー航行中の時間経過は、数分で通常の数年分にあたるため、バズが任務に挑むうちに、やがて62年もの時がたち、年を重ねたアリーシャは、やがてバズを残してこの世を去ってしまう。孤独なバズは親友の存在を胸に冒険へ繰り出し、そこで彼の運命を変える新たな仲間と出会うことになるが…。


 バズ・ライトイヤー役の鈴木亮平らと同様、米国のオーディションを経てアリーシャ役を射止めたりょうは、出演が決定したときの心境について「息子たちも小さな頃から夢中になっている作品に参加できてとても嬉しいです。そして長く観ていたからこそ不思議に思っていた点が晴れる作品に参加できた事も二重以上の喜びです」とコメント。

 そして、ディズニー&ピクサー作品初出演のりょうは「30代から80代までという半世紀を突然飛び越える演技は非常に難しかったのですが、これからの人生に役立つのではないかと思う貴重な体験でした。それに加え『トイ・ストーリー』シリーズを通じて重要な意味を感じる台詞“無限の彼方へ”を言える役をいただいた事もとても光栄に思っています」と語った。

 唯一の親友すらもいなくなってしまった孤独な世界で、バズが新たに出会うのは、アリーシャの孫で“スペース・レンジャー“に強い憧れを抱くイジーをはじめとするジュニア・パトロールの仲間たち。「楽しいトレーニングキャンプかと思った」と軽い気持ちでバズと冒険に挑む、ダメダメな男モー役には三木眞一郎。
一癖ありながらも愛されるキャラクターを演じることに定評のある三木は「バズと一緒のチームで戦うモーの声をやらせていただけたこと、とても嬉しく思っております。彼らの戦いは、コミカルでありながらとても大事な何かを伝えてくれると思います。バズとともにチームとしての成長も見守り楽しんでいただけたら嬉しいです」とコメント。

 そんなモーの相方で怒りっぽい性格のダービーを演じるのは磯辺万沙子。磯辺は「本作に参加出来るなんて、最高に幸せです。ダービーは、仮釈放中の銃器マニア・爆弾作りの名人。
ダメダメなモーとのコンビで、決して諦めないおばあちゃんパワーにもご注目下さい。あー、ワクワクする!」と、モーとの凸凹コンビの魅力を興奮気味に語った。

 バズたちが乗り込む宇宙船の自動操縦音声作動ナビゲーター・アイヴァン役には沢城みゆき。沢城は「まさか“無限の彼方に”向かう旅に並走できるだなんて…! 興奮と喜びはつきません」と出演を喜びつつ、「バズのあまりにも孤高な使命感に私は胸を打たれましたが、アイヴァンはあくまでもシステム。バズがどんなピンチにあろうとも、坦々と時にユーモアをもって自分の仕事をします」とバズとアイヴァンの可笑しな掛け合いにも注目してほしいと語った。

 さらに、本作には「トイ・ストーリー」シリーズでおなじみ、バズの宿敵ザーグも登場。
演じる銀河万丈は「公開を楽しみにしていらっしゃる皆様に、夢と希望と勇気を届けたいと、お星さまにお祈りしました――ザーグの航星…あ、間違えた、更生日誌より」とユーモアを交えつつ、期待の高まるコメントを寄せた。

 なお、バズとアリーシャの息の合ったやり取りを見ることができるUS版予告編(日本語吹替ver.)も、併せて公開された。

 アニメ映画『バズ・ライトイヤー』は、7月1日より全国公開。