俳優の高杉真宙が主演を務め、ヒロインを関水渚が演じる長崎俊一監督最新作『いつか、いつも‥‥‥いつまでも。』より、Creepy NutsのDJ松永が主人公の親友役で出演することが発表されたほか、主人公たちを見守るキャラクターを演じる共演キャスト、ティザービジュアルが解禁された。

松永が劇場映画に出演するのは、本作が初となる。

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 本作は、『8月のクリスマス』(2005)や『西の魔女が死んだ』(2008)などで知られる長崎俊一監督が、この2作で脚本を担当した矢沢由美によるオリジナル脚本を映画化。偶然のいたずらでひとつ屋根の下で暮らすことになった男女の恋と、家族の繋がりを描くハートウォーミング・ラブストーリーだ。

 海辺の診療所で、祖父と共に働く医者の俊英(高杉)。彼の前に、ある日、憧れの女性そっくりな亜子(関水)が現れる。胸ときめくも束の間、“こじらせ女子”の亜子に振り回され、彼の理想像は粉々に。だが、あきらめきれない夢と現実の間で傷つく亜子の素顔を知るにつれ、淡々と生きていた彼の何かが変わってゆく。そして亜子もまた、俊英や“じいさん”、家政婦のキヨさんと囲む家族のあたたかい食卓に、かけがえのないものを見出していく…。

 今回、俊英と亜子の恋模様を優しく見守る“家族たち”を演じるキャストとティザービジュアルが解禁。俊英が働く診療所の院長で彼の祖父“じいさん”役には石橋蓮司。美味しいご飯で俊英や亜子に癒しを届ける愛情深い家政婦の“きよさん”役に、演劇界で活躍する芹川藍。天真爛漫でお節介好きな俊英の“叔母さん”役に水島かおり。
さらに、俊英の元婚約者・まり子役には小野ゆり子、俊英の父役に佐藤貢三、兄役に中島歩、東京で音楽活動をする叔母さんの長男・土屋武紀役にシンガーソングライターの江頭勇哉が名を連ねる。

 そして、俊英の親友で心療内科医・洋司役を演じるのは、HIPHOPユニット「Creepy Nuts」として幅広い世代から人気を博すDJ松永。すでにNetflix『浅草キッド』(2021)でドラマ出演経験はあるが、劇場公開映画への出演は本作が初となる。DJ松永のファンだという主演の高杉は、今回の共演について「松永さんがDJの大会に出場された時の動画を拝見していて、『すごい人がいるな』と思ってたんです。実際にお会いできることにワクワクしていたのですが、緊張してあまり喋れなかった」と振り返り、撮影の合間にわずかに会話を交わした時の印象を「すごく爽やかで、優しい声の方だった」と明かしている。

 ティザービジュアルは、縁側で並んで座る俊英(高杉)と亜子(関水)の穏やかな表情をとらえたもの。その下には、日々の暮らしなかで変化していくふたりを見守る個性豊かな家族が、少女漫画を彷彿とさせる世界観のなかで生き生きと可愛らしく描かれており、温かみのあるビジュアルとなっている。

 映画『いつか、いつも‥‥‥いつまでも。』は、10月14日より全国公開。

 コメント全文は以下の通り。

<共演キャストコメント全文>

■石橋蓮司(俊英の祖父・じいさん役)

今回は、スタッフ・キャスト共にほとんどが初めての方でしたので、ある意味緊張しましたね。お医者さんの役も久しぶりでした。
役者としても人間的にも毎日のように成長していく高杉さんと関水さんを通して、若いってすごいなと日々パワーを受け取りながら、長崎監督の繊細な世界観を壊さないように精一杯“おじいさん”をやらせていただきました。

■芹川藍(家政婦・きよさん役)

台本を読んだとき、とっても気持ちがほんわかしました。別にこれと言って大きな事件が起こるわけでもないのに、愛しい日々が流れていて。出会いがあって、なにか愛しいものが皆を動かしてるような感じがするドラマで、撮影現場に入った途端、一人一人が初めてじゃないような愛しい気分になりました。

■水島かおり(叔母さん役)

私が演じている俊英の叔母さんは、思い込みが激しいところはあるけれど本質はいい人。しゃべる量が多かったので、家に帰ると口の皮が剥けてた、、、などということもありました。高杉さん、関水さんとは年齢が離れていましたが、いろいろとお話ししたり、仲間に入れてもらって(笑)、とても楽しく過ごさせていただきました。スタッフの皆さん含めとても温かみのあるチームで、撮影が終わってしまうのが寂しかったです。

■小野ゆり子(俊英の元婚約者・まり子役)

初めて長崎監督作品に参加させて頂きましたが、監督が静かにしっかり見守ってくださって、とても心地よい緊張感のある幸せな現場でした。私が演じるまり子は可哀想な部分もあるのですが、皆さんに共感してもらえるキャラクターになったらいいなと思います。

■DJ松永/Creepy Nuts(俊英の友人・洋司役)

映画の現場は今回が初めてでした。短い時間、短いシーンにこんなに多くの人がとてつもない労力を使って、丁寧に緻密に作り上げてるんだなあと思って、本当にすごいなと思いました。
完全によそ者というか素人がこんなプロの現場に呼んでいただいて、とにかく迷惑かけないようにしようと恐縮しきりで入っていったんですけども、高杉さんも関水さんも優しくて、こっちの緊張を解いてくれるような、フランクに、フラットに接してくださって、めちゃくちゃありがたかったです。

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