元プロレスラーで元国会議員のアントニオ猪木さんが、1日に亡くなったことが分かった。79歳だった。
【写真】アントニオ猪木さんを追悼 前田日明ら著名人のツイート
猪木さんが創設した新日本プロレスは公式サイト上で、「新日本プロレスの創設者であり、元プロレスラーのアントニオ猪木さん(本名・猪木寛至さん)が10月1日、都内で死去されました」と訃報を伝えた。難病の「全身性トランスサイレチンアミロイドーシス」で闘病中だった。
猪木さんは1960年にプロレスデビュー。1972年に新日本プロレスを創設すると、ジャイアント馬場さんの全日本プロレスに対抗して、ストロングスタイルを標榜する過激なプロレスを展開。さらに、1976年にはボクシング世界ヘビー級王者 モハメド・アリとの異種格闘技戦を実現させ、世界的に話題を集めた。
1989年には政界にも進出し、スポーツ平和党を結党。参議院選挙に初当選し、史上初のレスラー出身の国会議員として参議院議員を2期務めた。
猪木さんの訃報はプロレス界に衝撃をもたらし、多くの関係者がSNSに追悼コメントを投稿している。かつて新日に所属し、総合格闘技団体「リングス」、「THE OUTSIDER」プロデューサーで知られる前田日明はツイッターで「慟哭 いつも黙って背中で語り行動する人でした。 猪木寛至と同時代を過ごせた事が幸運でした。 とんでもなくお世話になりました」と追悼。
永田裕志は同じくツイッターで「今起きてすぐに、猪木会長の訃報を知りました。
さらにプロレス界のみならず、第68第横綱・朝青龍もツイッターで「アントニオ猪木さんに長い間大変お世話になりました。記念張り手1,2,3だー受けました。ご永遠に」と冥福を祈っている。