俳優の生田斗真が主演を務める映画『湯道』より、舞台となる実家の銭湯「まるきん温泉」をめぐり確執がある兄・史朗(生田)と弟・悟朗(濱田岳)の場面カットが公開された。

【写真】兄弟の確執は、お湯に流せるのか―映画『湯道』生田斗真&濱田岳が犬猿の仲の兄弟役

 本作は、『おくりびと』(2008年)の脚本を手掛け、ご当地キャラクター「くまモン」の生みの親でもある小山薫堂が、2015年に提唱した「お風呂」について精神や様式を突き詰める新たな道「湯道」を、構想約7年の歳月を経て、本人の完全オリジナル脚本で映画化したもの。



 実家の銭湯「まるきん温泉」から飛び出すも、うだつが上がらず舞い戻ってきた主人公・三浦史朗を生田が演じ、史朗と犬猿の仲である弟・悟朗を濱田岳、「まるきん温泉」で働く看板娘・秋山いづみを橋本環奈が演じる。その他、戸田恵子や寺島進、厚切りジェイソン、浅野和之、笹野高史、吉行和子、ウエンツ瑛士、朝日奈央、吉田鋼太郎、夏木マリ、柄本明、小日向文世、角野卓造、生見愛瑠、窪田正孝と豪華キャストが勢ぞろいする。監督は『HERO』『マスカレード』シリーズの鈴木雅之。

 このたび、“兄弟風呂”など本編シーンを切り取った兄弟カットが、11月26日の“いい風呂の日”に初解禁された。

 今回解禁となった兄弟カットは、ボイラー室での撒き割り小競り合いシーンや、見晴らしの良い場所での兄弟水入らず?の五右衛門風呂シーン、そして「まるきん温泉」で同じ方向を見つめ、物思いにふけるシーンの3点。

 三浦兄弟を演じた生田と濱田は、2015年公開の『予告犯』で犯行を予告する新聞マスク集団「シンブンシ」のメンバーとして共演しており、今作が2度目のタッグ。
生田は濱田に対し、「映画人に本当に愛されていて、うらやましいと思うところがたくさんある尊敬する俳優さん」と語っており、対する濱田も生田に対して「演技はもちろん、現場での振る舞いやスタッフさんへの気配りも素晴らしかった」と絶賛。役柄では喧嘩が絶えない間柄だが、現場での本人たちは相思相愛だった様子。喧嘩シーンなど、阿吽(あうん)の呼吸でみせる兄弟ぶりに期待が高まる。

 映画『湯道』は2023年2月23日より全国公開。