本日の金曜ロードショー(日本テレビ系/毎週金曜21時)にて、スタジオジブリ作品『思い出のマーニー』が本編ノーカットで放送される。本作には、Wヒロインとして声優に初挑戦した高月彩良、有村架純をはじめ、豪華俳優陣がボイスキャストで集結。
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本作は、イギリスの児童文学を原作に2014年に制作され、アカデミー賞にノミネートされた長編アニメ映画。北海道を舞台に、養母の愛を信じられず心を閉ざした孤独な少女・杏奈と謎の金髪の少女・マーニーの、心の交流と成長を描く友情物語。監督は、『借りぐらしのアリエッティ』『メアリと魔女の花』を手掛けた米林宏昌。
<杏奈>高月彩良
幼い頃に両親を亡くし、養母の頼子に育てられてきたが、ある出来事をきっかけに頼子の愛を信じることができなくなった12歳の主人公・杏奈を演じるのは高月彩良。
スカウトで芸能界入りした高月は、2008年にネットドラマで俳優デビュー後、2010年には所属事務所・スウィートパワーの女優5人でアイドルグループ、bump.yを結成し、メジャーデビューも果たした。2014年にグループ卒業直後、本作『思い出のマーニー』が公開された。これまでの出演作に、映画『黒崎くんの言いなりになんてならない』(2016)、『翔んで埼玉』(2019)、『L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』(2019)などがある。
<マーニー>有村架純
ぜんそく治療のため北海道の親戚の家で暮らすことになった杏奈が、港町の入り江に建つ洋館“湿っ地屋敷”で出会う不思議な少女マーニーの声を担当するのは、高月と同じく声優初挑戦の有村架純。
NHK連続テレビ小説『あまちゃん』(2013)、映画『ビリギャル』(2015)でブレイクした有村は、今や日本を代表する俳優のひとりに。映画『花束みたいな恋をした』(2021)での「第45回日本アカデミー賞 最優秀主演女優賞」をはじめ、「第13回TAMA映画賞・最優秀女優賞」「GQ MEN OF THE YEAR 2021/メン・オブ・ザ・イヤー・ベスト・アクトレス賞」など輝かしい実績を残す。
<頼子>松嶋菜々子
幼い頃に両親を亡くした杏奈の養母・頼子を演じるのは松嶋菜々子。映画『リング』(1998)、ドラマ『救命病棟24時』シリーズ、『家政婦のミタ』など数々のヒット作で主演を務める。本作以前にもテレビアニメの出演経験はあったが、長編アニメは初出演となる。
<大岩清正>寺島進
杏奈が身を寄せる北海道に住む親戚・大岩清正を担当するのは寺島進。映画『BROTHER』(2000)、『交渉人・真下正義』(2005)など数々の作品で助演男優賞を受賞しているため実写俳優の印象が強いが、2004年公開のアニメ映画『スチームボーイ』では声優としてアルフレッド・スミス役を演じた。
<大岩セツ>根岸季衣
清正の妻・セツを演じるのは根岸季衣。舞台『ストリッパー物語』で鮮烈な俳優デビューを飾り、以降は舞台を中心にドラマ・映画など映像作品にも意欲的に出演している。
<老婦人>森山良子
回想シーンに登場する老婦人役は森山良子。1967年に歌手デビューを果たし、2002年には第44回日本レコード大賞で3冠を達成。日本を代表する歌手だが、俳優としてもドラマ・映画で活躍、さらにバラエティー番組出演やラジオパーソナリティを務めるなど、活躍の場は多岐にわたる。
<ばあや>吉行和子
湿っ地屋敷の家政婦・ばあやの声を担当するのは、俳優・エッセイストとして活躍する吉行和子。
<久子>黒木瞳
湿っ地屋敷が好きで、絵を描くことが趣味の久子を黒木瞳が演じる。宝塚歌劇団の月組トップを経て俳優へ転身した黒木は、数々のドラマや映画に出演。時代劇、恋愛、バイオレンス、ホラー、そして本作以外に映画『Mr.インクレディブル』(2004)でアニメ作品のボイスキャストも務めるなどジャンルを問わず活躍。2016年公開の映画『嫌な女』より映画監督としてのキャリアもスタートした。
<彩香>杉咲花
重要な役どころである好奇心旺盛な少女・彩香を演じたのは杉咲花。実写作品の俳優だけでなく、『ぼくらのよあけ』(2022)、『サイダーのように言葉が湧き上がる』(2021)など劇場アニメにも複数出演している。さらに、米林監督がスタジオジブリ退社後に手掛けたアニメ映画『メアリと魔女の花』(2017)で主演声優に抜てきされており、天真爛漫な主人公メアリ役を演じきった。
映画『思い出のマーニー』は、1月13日21時より日本テレビ系『金曜ロードショー』にて本編ノーカット放送。