3月のアニメ『ちびまる子ちゃん』(フジテレビ系/毎週日曜18時)は、4週にわたり「春が来た!花咲くゲスト声優まつり」。芳根京子、みやぞん(ANZEN漫才)、浜口京子、及川光博の4人がゲスト声優として参加する。

本作のアフレコに初参加した浜口と及川のコメントと、2人が演じるキャラクターのビジュアルが解禁された。

【写真】花輪くんと意気投合する男の子・ミッチー役の及川光博

 浜口が演じるのは、3月19日放送の「まる子、気合いを入れる」の巻に登場する、空き地でトレーニングをするお姉さん。東京から来たというお姉さんは、偶然出会ったまる子に“レスリングでオリンピックの金メダルを取りたい”という夢を語り…。

 浜口は「まるちゃんと一緒に“気合いだー!”と叫ぶシーンがあって、感激でした。今回はまさに、まるちゃんに元気をもらったような感じです」とアフレコを振り返り、「まる子&京子の“気合いだー!”が、もう一踏ん張り頑張るときの活力や勇気の言葉として、全国の皆さんに届けばいいなと思います」とコメントを寄せた。

 及川が演じるのは、3月26日放送の「花輪くんとミッチーとビー玉」の巻に登場する男の子・ミッチーこと愛川光真。公園で悪ガキたちに絡まれていたところを花輪くんに助けられたミッチーは、花輪くんと意気投合。その週末、ミッチーはまる子やたまちゃん、みぎわさんと一緒に、花輪くんの家に遊びにいくことになり…。

 及川は「デビュー前のバンド活動で自分のキャラクター設定に迷っていた頃、花輪くんにヒントを頂きまして、“モテモテのキザなお坊ちゃんキャラ”でデビューできたんです。今の僕があるのは花輪くんのおかげ(笑)。そんな花輪くんと友達役として共演できるのは不思議な気持ちです。強い縁を感じましたね」と語った。


 アニメ『ちびまる子ちゃん』は、フジテレビ系にて毎週日曜18時放送。

 ※浜口京子、及川光博のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■浜口京子

――『ちびまる子ちゃん』への出演が決まったときの感想は?

お話を頂いて、かつて女子レスリングがオリンピックの正式種目になることが決まったときと同じくらい、まるで人生が大きく変わるような喜びと驚きがありました。まるちゃんが持つ、出会った人やものごとに対する豊かな感受性と、学校やさくら家でのやりとりから感じる温かい雰囲気は、私自身にもどこか通じる部分があると思いました。

――台本を読んでみての感想は?

(今回演じた)お姉さんは夢に向かって頑張っていて、レスラー・浜口京子そのもののようなキャラクターだったので、すごくうれしかったです。まるちゃんと一緒に“気合いだー!”と叫ぶシーンがあって、感激でした。“気合い”というのは、“気と気を合わせる”ことで、エネルギーや元気が出るという意味だと考えているのですが、今回はまさに、まるちゃんに元気をもらったような感じです。

――実際に演じてみていかがでしたか?

スタッフの皆さんに“緊張しなくて大丈夫ですよ”とお声掛けいただいていたので、変に力を入れずにそのままの自分で臨みました。私は昔から“言葉”を大切にしていて、レスリングの練習のときや試合前にも“言葉”から元気をもらうことが多かったので、アフレコのときにもその点は意識しました。まるちゃんたちのひとつひとつのセリフが温かくて、演じていて波長が合いました。正直なところ、まだ夢の中にいるような気持ちです。

――視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。


まるちゃんと共演ができて、感動のひとときでしたし、私の人生にとって素晴らしい経験になりました。日曜日の夕方の放送で、皆さんも翌日は学校だったり仕事だったりと、それぞれいろいろな道で頑張っていらっしゃると思います。まる子&京子の“気合いだー!”が、もう一踏ん張り頑張るときの活力や勇気の言葉として、全国の皆さんに届けばいいなと思います。

■及川光博

――『ちびまる子ちゃん』への出演が決まったときの感想は?

今回のお話を頂いて、まずびっくりしました。せっかくの機会ですし、人生の記念にと思ってお受けしたのですが、そのあとに台本を頂いたらまたびっくり。近所のお兄さん役とか花輪くんの親戚役で少し登場するくらいなのかなと思っていたのですが、しっかり出番があって、しかも小学生の役! 正直、“これはしまった!”と思いました(笑)。

――今回の役どころへの感想は?

僕が演じる愛川光真くんは花輪くんと仲良くなるのですが、花輪くんは僕自身にとって大切な存在なんです。30年近く前、デビュー前のバンド活動で自分のキャラクター設定に迷っていた頃、テレビで『ちびまる子ちゃん』を見て、“これだ!”と。花輪くんにヒントを頂きまして、“モテモテのキザなお坊ちゃんキャラ”でデビューができたんです。今の僕があるのは花輪くんのおかげ(笑)。そんな花輪くんと友達役として共演できるのは不思議な気持ちです。強い縁を感じましたね。


――実際に演じてみていかがでしたか?

“及川光博が小学生になったら”というイメージで演じました。余計な緊張をしないように心がけて楽しんで演じることができました。また、声だけでのお芝居というのは特殊技術なのだなと、改めて声優のみなさんを尊敬しました。ちなみに僕は(劇中のセリフに登場する)“チャオ”という言葉を日本で一番多く口にしてきた男だと思うのですが、それにディレクションをされるとは思いませんでしたね(笑)。勉強になりました!

――視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

(愛川光真は)まるでミッチーが40歳若返ったようなキャラクターです。そして、物語はほろっと泣けるヒューマンドラマになっているので、ご家族のみなさんで、ノスタルジーを感じつつ、ほんのりと感動していただけたら幸いです。ぜひお楽しみに!

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