松山ケンイチVS長澤まさみ、鬼気迫る演技バトルの裏側！　映画『ロストケア』メイキング写真公開 (2023年3月12日)

松山ケンイチが主演を務め、長澤まさみが共演する映画『ロストケア』より、連続殺人犯役の松山と検事役の長澤が、お互いに対峙するシーンでそれぞれ前田哲監督と熱心に話し合う姿を捉えたメイキング写真が解禁された。【写真】真剣な表情で前田監督と話し込む長澤まさみ 本作は、42人もの人間を殺めた連続殺人犯とその事件を担当する検事が取り調べを通じて対峙し、なぜ彼が大量殺人を犯したのかという真相に迫る社会派エンタテインメント作品。主人公の心優しい介護士・斯波宗典を演じたのは松山ケンイチ、斯波と対峙する検事・大友秀美を演じたのは長澤まさみ。本作で初共演を果たす2人が、鬼気迫る対決を繰り広げる。 監督・脚本は、映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』（2018）、『そして、バトンは渡された』（2021）の前田哲。さらにドラマ『砂の器』（2004）、映画『四月は君の嘘』（2016）などの龍居由佳里が、前田監督と共に脚本を担当した。 早朝の民家で老人と介護センター所長の死体が発見され、捜査線上に浮かんだのは死んだ所長と同じ訪問介護センターに勤める斯波宗典（松山）。彼は献身的な介護士として介護家族に慕われる心優しい青年だった。そして検事の大友秀美（長澤）は、斯波が勤める訪問介護センターで老人の死亡率が異常に高いことを突き止める。この介護センターでいったい何が起きているのか？ 大友は真実を明らかにするべく、取り調べ室で斯波と対峙する。 「私は救いました」。斯波は、自分がしたことは「殺人」ではなく「救い」だと主張する。斯波の言う「救い」とは一体何なのか。なぜ、心優しい青年が未曽有の連続殺人事件を起こしたのか。斯波の揺るぎない信念に向き合い、真相に迫る時、大友の心も激しく揺さぶられる。 今回解禁されたのは、斯波と大友が取調室で対峙するシーンのメイキング写真。リアル感を出すためリハーサルをせずに本番に挑んだ松山と長澤が、それぞれ前田監督と熱心に話し合う姿を捉えている。この互いの正義をかけた鬼気迫る対峙シーンについて、松山は「長澤さんの演技が強くて、こうなるだろうなと想像していた以上に圧倒されて一瞬頭が真っ白になるところがあって」と撮影秘話を明かしている。 そして長澤は、共演の松山について「初めての共演だったんですが、松山さんが斯波を演じられると聞いた時から安心感というか、一緒に進んでいけるなと感じました。演技というのは生ものなので、それを日々積み上げていくことが出来て幸せな時間でしたし、大友を演じる上で、松山さんがいないと演じることはできなかったなと思いました」とコメント。今回の共演で厚い信頼関係を築いたことをうかがわせた。 映画化に向けて、10年ほど前から前田監督と松山が企画から温めてきた本作。豊富なキャリアを誇る実力派の松山と長澤が、初共演で魅せる演技バトルに注目だ。 映画『ロストケア』は3月24日より全国公開。