ディズニー実写版『リトル・マーメイド』本予告＆ポスター解禁　監督がアリエル役決定秘話を明かす (2023年3月17日)

ディズニーの名作アニメを実写映画化する『リトル・マーメイド』より、本予告とポスターが解禁。併せて、ロブ・マーシャル監督が主人公アリエル役の決定秘話を明かすコメントも到着した。【動画】映画『リトル・マーメイド』本予告 ディズニーの名作アニメを実写映画化する『リトル・マーメイド』より、本予告とポスターが解禁。併せて、ロブ・マーシャル監督が主人公アリエル役の決定秘話を明かすコメントも到着した。 1991年に公開されたアニメ『リトル・マーメイド』（米国では1989年公開）は、後に『アラジン』『美女と野獣』の誕生へと続いていく、ディズニーが第二黄金期へと進んでいくきっかけとなった重要な作品。さらに主題歌の「アンダー・ザ・シー」がアカデミー賞歌曲賞を受賞し、当時のディズニー史上最大のヒットとなったことに加え、作曲家のアラン・メンケンもアカデミー賞作曲賞を受賞するなど、ディズニー・アニメーションの新たな歴史の幕開けとなった。 そんなディズニーの礎を築いてきたとも言える本作の実写映画化が、記念すべき100周年に実現。実写版『リトル・マーメイド』でアリエル役に大抜てきされたのは、歌姫ビヨンセが才能を認めるほど高い歌唱力を持つ新人女優ハリー・ベイリー。監督はアカデミー賞6部門に輝いた『シカゴ』のロブ・マーシャルが務める。楽曲はアニメーション版から続き、巨匠アラン・メンケンが担当。さらに今回はブロードウェイでの活躍をはじめ、『モアナと伝説の海』『ミラベルと魔法だらけの家』など新たなディズニーの音楽をも担う新進気鋭の鬼才、リン＝マニュエル・ミランダが参加する。 物語の主人公は、海の王国を司るトリトン王の末娘であり、世界で最も美しい声を持つアリエル。好奇心にあふれ、まだ見ぬ人間の世界に憧れていた彼女は、掟によって禁じられているにも関わらず、ある日人間の世界へと足を踏み入れる―。 本予告は、アリエル（ハリー・ベイリー）が新たな道を歩むきっかけとなる重要シーンから始まる。嵐に巻き込まれおぼれかけていた人間のエリック王子（ジョナ・ハウアー=キング）を救い、陸へと上がったアリエル。長らく憧れを抱いていた世界に足を踏み入れた彼女は、その世界への思いを抑えきれなくなってしまい、海の魔女アースラ（メリッサ・マッカーシー）からの提案で、恐ろしい取引を交わす―。 その内容とは、3日間だけ人間の姿になれる代わりに、持ち前の美しい声をアースラに差し出すというもの。大切な声と引き換えにしても新たな世界を求め、歩みを止めないアリエル。夢に向かってひたむきに生きる彼女の姿、そして美しく躍動する海の映像とアリエルの圧巻の歌声に魅了される、壮大な予告映像となっている。 なお同予告では、ヴィラン・アースラの全貌がついに披露されているほか、アリエルの相棒フランダー（声：ジェイコブ・トレンブレイ）、アリエルの父トリトン王（ハビエル・バルデム）、トリトン王に仕える音楽家セバスチャン（声：ダヴィード・ディグス）、人間の世界についてアリエルに指南するカモメのスカットル（声：オークワフィナ）も登場。アニメーション版でおなじみの物語を彩る個性豊かなキャラクターたちにも注目したい。 アリエル役のオーディションが行われた時、最初にロブ・マーシャル監督から呼ばれたのが、主演のハリー・ベイリー。その場で“誰よりも美しい歌声”を持つというアリエルを体現する、群を抜いた実力を体感した監督は、その後何百人もの才能あふれる候補者に会ったが「最初に彼女がすごく高い基準を作ってしまっていて、そこに近づける女優は誰もいませんでした」と振り返る。 さらにマーシャル監督は「アリエルは自分なりの考えを持っていて、恐れはありません。ハリーにも、“自分の望み通りになる”と信じているような純粋さがある。アリエルの持つものを全部体現できる存在は彼女だけでした」と断言した。 併せて解禁された本ポスターは、キラキラ輝くアリエルを中心に、海の王国の様子が描かれたもの。彼女の周囲には、海の仲間たちや相棒フランダー、お目付け役のセバスチャンの姿が。さらに奥には、父であるトリトン王と、恐ろしい海の魔女アースラも配置され、アリエルの波乱に満ちた冒険を予感させるビジュアルとなっている。 映画『リトル・マーメイド』は、6月9日より全国公開。