日向坂46がデビュー4周年を記念するライブ「4回目のひな誕祭」を1、2日に横浜スタジアムにて開催。初のスタジアムライブとなった本公演では、2日間で7.4万人の日向坂46ファン“おひさま”を魅了した。
【写真】初披露の「One choice」で影山優佳がサプライズ出演 「4回目のひな誕祭」ライブフォト(41枚)
日向坂46のグループのイメージカラーと同じく、ブルーが特徴的な会場である横浜スタジアムでのメモリアルライブ。広大なスタジアムいっぱいに集まったファンを前に18時に開演すると、メンバーたちは飛行機を模したバスに乗って登場。笑顔を向け、1人1人がスクリーンに映し出されると、大きな歓声が上がった。
メンバーがメインステージに到着し、キャプテン佐々木久美の「4回目のひな誕祭、行くぞ!」の掛け声とともにスタートしたのは「HEY!OHISAMA!」。佐々木、丹生明里、上村ひなのらの声掛けで、会場のコールは大きく、熱を帯びていく。
1曲目からさっそく会場全体の一体感を感じられた後のMCでは、佐々木が「すごい! 皆さん。声出しのライブ初めてって方もいらっしゃると思うんですけど、すごいですね。むちゃくちゃ声出てます。ありがとうございます」と日向坂46全体のライブでは久々の“声出し”可能なライブに感動した(2月には四期生のみ「おもてなし会」で開催。本公演ではマスク着用を条件に声援が可能となっている)。
今回は、“空”“飛行機”をテーマに演出されており、「皆さんには、“最高の空の旅”を楽しんでもらえたらと思います!」と説明すると、ライブは“テイクオフ”。
一期生の「好きということは・・・」の後のMCは四期生の小西夏菜実、正源司陽子、竹内希来里、平尾帆夏、平岡海月、渡辺莉奈が担当。平岡が、同じく四期生の山下葉留花が膝の負傷のため、今回休演していることを伝えるが、「会いたくて。おひさまもそうですよね? 呼んじゃいませんか?」と呼びかけ、ファンと共に「はるはる~!」と叫ぶと、「は~い」と松葉杖をつきつつ山下が登場。事前に休演することを伝えていたが、「皆さんに会いたすぎて、ステージに上がって来ちゃいました!」と笑顔を見せる。観客も声援で応え、山下も「元気もりもりなので、ご心配なくです」と安心させた。
四期生のMC後にライブは中盤戦へ。「ハッピーオーラ」「ひらがなで恋したい」とけやき坂46時代の楽曲を披露すると、会場のサイリウムは一面、当時のグループカラーの緑色に染まる。「Footsteps」「線香花火が消えるまで」「Cage」の後には、スタジアムライブならではの演出も。スクリーンにアナウンス席にいるという佐々木が映し出され、“ウグイス嬢”のように「この2人に盛り上げてもらいたいと思います!」と紹介すると、富田鈴花&松田好花の“花ちゃんズ”が登場。「ハッピーバースデー」を歌唱し、“4歳の誕生日”を迎える日向坂46とおひさまを祝福した。
花ちゃんズの歌唱後、再びウグイス嬢の佐々木が現れると、「この後は始球式を行います!」と進行。投手として、野球が得意なことでおなじみの山口陽世がリリーフカーに乗って登場した。そしてキャッチャー役として紹介されたのは、なんと元横浜DeNAベイスターズ監督のアレックス・ラミレスで、驚きの大歓声が上がる。
山口はラミレス相手に緊張の投球。ボールは惜しくも少しそれてしまったが、佐々木が「ナイスピッチ!」と実況。サプライズ登場のラミレスが拍手で見送られた後は、上村のソロ曲「一番好きだとみんなに言っていた小説のタイトルを思い出せない」「こんなに好きになっちゃっていいの?」と続く。
MCを挟んだ後に、ライブは後半戦へ。けやき坂46の「半分の記憶」を二期生が披露し、齊藤京子センターの「月と星が踊る Midnight」と続いた後には「青春の馬」を四期生のみでパフォーマンス。センターを清水理央が、後半の見せ場であるペアダンスをグループ最年少の渡辺莉奈と踊った。残りわずかとなったライブは「My fans」、そして後半での定番曲「誰よりも高く跳べ!2020」と続き、佐々木が「跳べー!」とあおると、盛り上がりは最高潮に。ラストは「知らないうちに愛されていた」で本編を締めくくった。
観客からの声援に応え始まったアンコールの1曲目は最新の9枚目シングルで初披露となった「One choice」。
パフォーマンス後に丹生は「このようなすてきな景色をつくってくださってとてもうれしい」と喜びのコメント。影山も再び姿を見せた。
影山はコンサートなど大きな音がある環境下での活動が難しい状況にあるため、今回のひな誕祭は欠席するとアナウンスされていた。
影山は「以前から伝えさせていただいた通り、私はライブなどで、耳の中と外の音がとてもとても大きく聞こえてしまう」と説明し、「なんで私こんな耳なのかなとか、今回ライブをお休みさせていただくことも、こうやってアンコールで登場させていただくことも、皆さんやメンバーに心配や迷惑をかけてしまうんじゃないかなって、ずっと悩んでいた」と吐露。「こうして皆さんと4周年をお祝いできたこと、大好きな丹生ちゃんのセンター曲『One choice』をみんなで披露させていただけたことが、本当に光栄です。皆さん(影山のカラーである)赤いペンライトで温かく迎えてくださってありがとうございます」と感謝した。
ライブも残りわずか。日向坂46のライブでは外せない「NO WAR in the future 2020」で一体感を作り上げ、ラスト曲は「JOYFUL LOVE」。客席はペンライトで“虹色”に染まり、影山と山下も加わり、最後にしてメンバー32人全員がそろう形に。曲中では、それぞれの期を代表して、四期生・清水、三期生・上村、二期生・丹生、そして一期生から佐々木がそれぞれの思いを語った。
夜空には同じく“虹色”の花火が打ち上げられ、「4回目のひな誕祭」は幕を閉じた。
日向坂46「4回目のひな誕祭」セットリストは以下の通り。
Overture
M1:HEY!OHISAMA!
M2:ドレミソラシド
M3:アザトカワイイ
M4:ソンナコトナイヨ
M5:ブルーベリー&ラズベリー
M6:ゴーフルと君
M7:Dash&Rush
M8:好きということは・・・
M9:ハッピーオーラ
M10:ひらがなで恋したい
M11:Footsteps
M12:線香花火が消えるまで
M13:Cage
M14:ハッピーバースデイ
M14:一番好きだとみんなに言っていた小説のタイトルを思い出せない
M16:こんなに好きになっちゃっていいの?
M17:半分の記憶
M18:月と星が踊る Midnight
M19:青春の馬
M20:My fans
M21:誰よりも高く跳べ!2020
M22:知らないうちに愛されていた
EC1:One choice
EN2:NO WAR in the future 2020
EN3:JOYFUL LOVE