橋本環奈上白石萌音がダブルキャストで主演を務め、8月13日から御園座(愛知県名古屋市)で再演される舞台『千と千尋の神隠し』の出演者が決定。橋本、上白石ら続投キャストに加え、堀部圭亮、華優希、森山開次、小尻健太、伊藤俊彦が初参戦する。



【写真】兄/千尋の父役で出演する堀部圭亮

 世界初演の舞台化にあたり、ミュージカルの金字塔『レ・ミゼラブル』オリジナル版の潤色・演出を担い、演劇史に残る名作を生み出してきたジョン・ケアードが、翻案・演出を担当した本作。東宝の製作、スタジオジブリの協力のもと2022年3月に世界初演が東京・帝国劇場にて行われた。今年8月には名古屋・御園座、2024年3月には東京・帝国劇場での再演が決定している。

 続投キャストは、千尋役の橋本と上白石に加え、ハク役の醍醐虎汰朗と三浦宏規、釜爺の田口トモロヲ、湯婆婆/銭婆役の夏木マリと朴ろ美、青蛙役のおばたのお兄さん、初めてカオナシ役を演じる山野光。

 初出演で兄/千尋の父役を演じる堀部は、「なんということでしょう!初演を観劇叶わず『もし再演があったら、絶対に観逃さない!』と思っていた『千と千尋の神隠し』に、この度キャストとして参加させていただくことになりました!まるで夢の様です。ただ悩ましいことに、客席から観劇する機会はお預けです……。
実に贅沢な悩みを抱えつつ、舞台の上で楽しみ尽くしたいと思います」とコメント。

 同じく初出演で、リン役を務める華も「幼い頃から大好きなジブリ作品の世界に、『千と千尋の神隠し』の世界に飛び込め、リンとして油屋で働ける日が来るなんて思ってもみませんでした。素敵な皆様と作品を創らせていただける事、今から胸が高鳴っています。尊敬する先輩から受け継いだバトン、精一杯務めたいと思います」と意気込みを明かしている。

 舞台『千と千尋の神隠し』は、名古屋・御園座にて8月13日~26日上演。

 ※出演者のコメント全文は以下の通り

<コメント全文>

■堀部圭亮(兄/千尋の父役)
なんということでしょう!初演を観劇叶わず「もし再演があったら、絶対に観逃さない!」と思っていた『千と千尋の神隠し』に、この度キャストとして参加させていただくことになりました!まるで夢の様です。
ただ悩ましいことに、客席から観劇する機会はお預けです……。実に贅沢な悩みを抱えつつ、舞台の上で楽しみ尽くしたいと思います。

■華優希(リン役)
幼い頃から大好きなジブリ作品の世界に、『千と千尋の神隠し』の世界に飛び込め、リンとして油屋で働ける日が来るなんて思ってもみませんでした。素敵な皆様と作品を創らせていただける事、今から胸が高鳴っています。尊敬する先輩から受け継いだバトン、精一杯務めたいと思います。

■醍醐虎汰朗(ハク役)
再演で、またハクとして出演できることを幸せに思います。

昨年の御園座公演では中止になってしまった公演がいくつかあったので、再び御園座に戻ってこられることになり胸が高鳴ります。皆さんに楽しんでいただけるよう精一杯自分の役割を全うします。劇場でお待ちしております!

■三浦宏規(ハク役)
『千と千尋の神隠し』今夏出演させていただきます!初演では悔しい思いをした御園座公演。今回こそは必ず全公演走り切りたい強い気持ちを持って臨みます。また皆様にお会いできることを楽しみにしています!!

■森山開次(カオナシ役)
画面の中から、生の空間に場を移した世界。全ての観客を劇場でしか体感し得ない「神隠し」に出合わせられるように、観客を空間ごとまるっと飲み込んで、全霊でカオナシを演じたい。


■小尻健太(カオナシ役)
宮崎駿さんの原作とジョン・ケアードさんの演出を通して、言語を持たない抽象的な姿「カオナシ」から、佇むことで存在の輪郭を浮かび上がらせ、ある心情が見えてくるような空気感をつくることができたら幸せです。

■山野光(カオナシ役)
この素晴らしい作品に再び出演出来ること、大変嬉しく思います。そして今回はカオナシという大役を頂き、身が引き締まる思いです。また尊敬する偉大なお二方とご一緒という。夢のようです。作品への愛を胸に、誠心誠意努めさせていただきます。


■田口トモロヲ(釜爺役)
再び『千と千尋』の世界に帰還出来るのをどえりゃあ喜んでいます。千尋が油屋へ迷い込み、数々の試練を乗り越えていったように、未曾有のパンデミックをくぐり抜けた先の御園座公演。もう楽しみでしかありません!

■夏木マリ(湯婆婆/銭婆役)
舞台『千と千尋の神隠し』の再演に再び参加させていただく事になりました。油屋再び開店です!あの劇的な御園座さんの大千穐楽をもって、2023年8月の再演はリベンジという事にもなるでしょうか、来年2024年3月には帝劇公演、演劇を志した頃、あの舞台に立ちたいと憧れの劇場でした。思い出が沢山つまっている建て替え前の舞台に大好きな『千と千尋の神隠し』で立てる事は幸せです。今回も油屋一同、心をあわせて演じて参ります。


■朴ろ美(湯婆婆/銭婆役)
御園座再演決定に一年前の記憶が蘇ります。どれだけ人の心に触れたか…ずっと私の内にぶら下がってた湯婆婆と銭婆。愛しい彼女たちと全力で楽しみマリさん湯婆婆と心を合わせて御園座・油屋開店します!おいで~な~

■伊藤俊彦(父役)
原作の世界観とジョンの魔法のような演出の融合、そしてカンパニーの圧倒的チームワーク。初演を観た時の驚愕と感動と嫉妬は忘れません!念願が叶いこのカンパニーの一員になれることに感謝と誇りを持って臨みます。

■おばたのお兄さん(青蛙役)
「あの感動をもう一度」。手前味噌ですが、本当にこのように思っています。限られた公演数ではありますが、より多くのお客様に感動を届けられるようにキャスト一同頑張ります!今回も、高く飛びます!