映画『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』のUSプレミアが米ロサンゼルスにて開催され、主演のハリソン・フォードは「気分は最高です。やるべきことはやったと思う。

この映画には本当に満足しています」と、この日を迎えた喜びを吐露した。

【写真】ハリソン、ルーカス、スピルバーグが“インディ最後の冒険”を祝う! 映画『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』USプレミアの様子

 15年ぶりの開催となったUSプレミアには、本作がインディ・ジョーンズ役として最後の冒険になるハリソンのほか、インディの相棒ヘレナ役のフィービー・ウォーラー=ブリッジ、インディと“運命のダイヤル”の争奪戦を繰り広げる宿敵フォラー役のマッツ・ミケルセン、シリーズに欠かせない発掘屋でインディの親友サラー役のジョン・リス=デイヴィス、さらに製作総指揮を務めるスティーブン・スピルバーグや、ジョージ・ルーカス、そしてスピルバーグ監督からバトンを受け取ったジェームズ・マンゴールド監督、御年91歳の映画音楽界の生ける伝説ジョン・ウィリアムズも登場するなど、“インディ最後の冒険”に向けて、オールキャスト&スタッフが登壇した。

 会場のドルビーシアターには、インディのトレードマークであるハットにレザージャケット姿で公開を待ちきれないファンが大勢駆け付けるなど、キャスト&スタッフ登場前から大きな盛り上がりを見せていた。そんなファンたちの前に、満を持してインディ・ジョーンズを演じるハリソン・フォードが登場。40年以上にわたってインディを演じ続けてきたハリソンに称賛と感謝の大歓声が上がると、彼は「気分は最高です。やるべきことはやったと思う。この映画には本当に満足しています」と語った上、日本で公開を待つファンに向け「ありがとうございます。『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』を楽しんでもらえたらと思います」とメッセージを送った。

 インディの宿敵フォラーを演じるマッツ・ミケルセンも「走って映画館に行ったほうがいい。映画館で見てください。これはジェットコースターのような映画です」と熱く語り、ファンの期待を盛大にあおった。

 ジェームズ・マンゴールド監督は「日本の皆さん、こんにちは。
『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』を皆さんにお見せできることをとても嬉しく思っています。きっと気に入っていただけると思います。面白いし。アクションがいっぱい。想像力豊かな作品です。そしてもちろん、ハリソン・フォードが勇敢なインディ・ジョーンズとして戻ってきます。ハリソンが再び活躍する姿を見て、ジョン・ウィリアムズが鉛筆でピアノに書いたパワフルな音楽の美しさとパワーを感じることができるのは、とても嬉しいことだと思うのです。私にとって、「インディ・ジョーンズ」の映画は、映画へのラブレターであり、黄金時代のクラシック映画です」と、最新作への熱い思いを語った。

 その後行われたプレミア上映では、ステージ上にハリソン・フォード、スティーブン・スピルバーグ、ジョージ・ルーカスがそろって登場。会場が割れんばかりの大歓声が巻き起こり、ボルテージもうなぎ上り。さらには、スピルバーグの掛け声でスクリーンがせりあがると、そこにはオーケストラと共に、「インディ・ジョーンズ」シリーズのもう一人のレジェンド、ジョン・ウィリアムズがサプライズ登場。ジョン本人の指揮による「レイダース・マーチ」が披露され、会場はこの日一番の興奮と熱気に包まれた。


 「インディ・ジョーンズ」は、考古学者にして冒険家の主人公インディ・ジョーンズが秘宝を求めて世界中を飛び回りながら、さまざまな危険や謎に立ち向かい冒険を繰り広げていくアドベンチャー・シリーズ。最新作では、“人類の歴史を変える力”を持つ究極の秘宝を巡り、考古学者にして冒険家のインディが因縁の宿敵、元ナチスの科学者フォラーと全世界を股にかけて陸・海・空と全方位で争奪戦を繰り広げる。

 映画『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』は、6月30日より全国公開。

編集部おすすめ