『テレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編』(フジテレビ系/毎週日曜23時15分)の最終話となる第十一話が、本日70分拡大枠で放送される。物語の行方に多くのファンが注目する本作で屈指の人気を誇るのは、現在まさに上弦の鬼と死闘を演じている恋柱・甘露寺蜜璃。
【写真】小さな頃から力持ち! 甘露寺蜜璃の幼少期
■かわいさと強さが同居! 甘露寺蜜璃の魅力
甘露寺といえば明るい性格に加え、ピンク色の髪や緑色の目など、華やかな装いが印象的だ。“恋柱”の名を体現するような「キュン」とする場面も多く、鬼殺隊に入った理由を問われたときは「添い遂げる殿方を見つけるため」と明かして炭治郎を驚かせた。
また、ごはんをたらふく食べる姿や禰豆子(※)を実の妹のようにかわいがる世話焼きな一面も見せるなど可愛らしく優しい甘露寺は、勇ましく戦う戦闘時とのギャップで視聴者を魅了している。
そんな甘露寺を演じるのは、声優の花澤香菜。キュートで可憐なキャラクターを見事に表現する花澤の声も魅力のひとつだ。
■真似できない? 恋柱の強さと戦闘スタイル
いつもは天真爛漫な甘露寺だが、一方で“恋の呼吸”を使う恋柱として鬼殺隊の中でも最高位の強さを誇る柱の一員でもある。
甘露寺の日輪刀は他の剣士たちの刀とは異なり、まるでリボンのようによくしなる形状をしている。防御面にも優れており、戦闘では憎珀天の雷の血鬼術を斬って防いでいる。この特別な刀は刀鍛冶の里の長である鉄珍によって作られた特別性で、常人よりも密度の高い筋力を備えた特異体質、そして柔軟な動きが可能な甘露寺だからこそ扱える一振りだ。
さらに第十話では、戦いの中で甘露寺に痣が発現。さらなる強さを見せる甘露寺の強さに、憎珀天も驚きを隠せずにいた。
■常人との違いに戸惑い “自分らしさ”に悩んだ過去
第十話では甘露寺の過去も明らかになり、幼少時から巨大な漬物石を持ち上げたり、相撲取りと腕相撲して圧倒してしまう怪力エピソードが描かれた。しかし年齢を重ねるうちに、甘露寺は周りの女の子とは違う身体や髪の色を持つ自分に戸惑うように。そして、お見合いの破談をきっかけに自分らしさを隠すことを決め、髪を黒く染めたり大好きなごはんを我慢したり、力も弱いふりをするようになっていた。
自分がありのままでいられる場所や、人の役に立てることがあるのではないか。自問の日々を過ごす甘露寺の転機は、鬼殺隊の産屋敷耀哉との出会い。産屋敷に自身の身体的特徴を「神様から特別に愛されている」と言われ、さらに鬼から助けた人々から感謝されることで、甘露寺は自分を認めてくれる鬼殺隊に自分の居場所を見出すようになる。
第十話では痣が発現したことで、さらなる強さを獲得した甘露寺。憎珀天との戦いはどのような展開を見せるのか、そして物語はどう完結するのか。70分拡大枠で放送される最終話に期待したい。
本作は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された吾峠呼世晴による漫画『鬼滅の刃』を原作としたテレビアニメ新シリーズ「刀鍛冶の里編」。2019年に放送され、社会現象を起こした「竈門炭治郎 立志編」、劇場版公開後にテレビシリーズ化された「無限列車編」、2021年に放送された「遊郭編」の、その後を描く。
『テレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編』第十一話はフジテレビ系にて6月18日23時15分放送(70分拡大)。これまで放送されたアニメ『鬼滅の刃』は各動画サービスで配信中。
※「禰」の正式表記は「ネ+爾」