「月刊Gファンタジー」(スクウェア・エニックス)にて連載されている枢やなによる漫画『黒執事』の、6度目のアニメ化が決定。2024年に放送することが発表された。



【動画】“セバス”が再び動き出す! 『黒執事』新シリーズティザーPV

 全世界シリーズ累計3400万部を超え、その美しく緻密に描かれた世界観と多彩なキャラクターで世界中のファンを魅了し続ける『黒執事』。6度目のアニメ化となる本作では、監督に『3月のライオン』で繊細な世界観を映像に落とし込んだ岡田堅二朗、シリーズ構成に『黒執事』1作目から脚本を執筆してきた吉野弘幸、キャラクターデザインは『ホリミヤ』で総作画監督を務める清水祐実、音楽は『Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-』の川﨑龍、制作会社は『ホリミヤ』『SPY×FAMILY』を手掛けるCloverWorksが担当。継承と一新、実力派スタッフが映像を彩る。

 新シリーズでも、主人公のセバスチャン・ミカエリスの声は小野大輔、セバスチャンの主人のシエル・ファントムハイヴは坂本真綾が引き続き担当する。公開されたティザーPVでは、セバスチャンが紅茶を注ぐ美しい映像や、その紅茶を口にするシエルの姿が。また「あくまで、執事ですから」というおなじみのセリフも聞くことができる。


 原作者の枢は、6度目となるアニメ化について「モノクロの漫画として描いてきた『黒執事』の世界が、再びフルカラーで動き出す。そのお知らせを聞いた日の夜は、興奮と感謝でいっぱいでした。いつも通りで、でも新しい。きっと、そんな作品になる予感がしています。今から完成映像を拝見する日が待ち遠しいです!」と喜びのコメント。

 監督の岡田は「メンバーも新たに、これまでのアニメシリーズとはまた一味違った『黒執事』の世界をお届けできるよう、日々原作とにらめっこしつつ、日本であまり馴染みのない英国文化や歴史と格闘しながら鋭意制作中です」と語り「これまでのアニメシリーズをご覧になっている方も、またアニメや原作を知らない方も、セバスとシエルの織りなす『黒執事』の物語、19世紀末のイギリスの空気をお楽しみいただけたら幸いです」と呼びかけた。


 アニメ『黒執事』新シリーズは、2024年放送。

 原作者・スタッフからのコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■原作:枢やな

モノクロの漫画として描いてきた『黒執事』の世界が、再びフルカラーで動き出す。

そのお知らせを聞いた日の夜は、興奮と感謝でいっぱいでした。いつも通りで、でも新しい。

きっと、そんな作品になる予感がしています。
今から完成映像を拝見する日が待ち遠しいです!

■監督:岡田堅二朗

『黒執事』新シリーズが始まります。

メンバーも新たに、これまでのアニメシリーズとはまた一味違った『黒執事』の世界をお届けできるよう、日々原作とにらめっこしつつ、日本であまり馴染みのない英国文化や歴史と格闘しながら鋭意制作中です。

これまでのアニメシリーズをご覧になっている方も、またアニメや原作を知らない方も、セバスとシエルの織りなす『黒執事』の物語、19世紀末のイギリスの空気をお楽しみいただけたら幸いです。

■シリーズ構成:吉野弘幸

連載16年を越え、なお「今がいちばん面白い」驚異的な漫画『黒執事』。

毎月の連載を読みながら「アニメでやった部分はまだ序章だったんだ……︕」と、長くアニメに携わらせてもらった身でも驚く展開に、これはアニメで見たい、いや見せろ、作らせろ︕ と強く念じておりました。

その一念が通じたのか、ついにアニメ黒執事の新プロジェクトがスタートです!!

私と同じように、ずっと待っていて下さった皆さんのご想い応えるべく、鋭意制作中です! ご期待下さい!

■音楽:川﨑龍

沢山のファンの方を魅了し続けてきた歴史ある作品なので、とても緊張しますが、新シリーズで繰り広げられる展開に今から心踊ります。
『黒執事』マナーを守りつつ、新たな薫りを添えた音楽にもご期待ください!