トム・クルーズ主演の映画『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』より、クリストファー・マッカリー監督がアブダビ撮影の壮大なロケーションについて語る特別映像が解禁された。
【動画】トム疾走! アブダビの最先端の巨大空港&壮観な砂丘で撮影
本作は、トム・クルーズが満を持して全世界に贈る『ミッション:インポッシブル』シリーズ最新作。
「より壮大にするために、ふさわしい場所を探していた」と語るマッカリー監督。本作では、アブダビの砂漠、ヴェネチアの迷路のような道と運河、ローマの歴史的な街並み、ノルウェーの広大な山々など、それぞれの場所がまるで独立したキャラクターのように、スクリーン上で色調が分かれているように描かれる。解禁された特別映像で監督のコメントと共に紹介されるのは、その中の一つである大都市・アブダビの本編シーンと撮影風景だ。
周囲の砂丘を反映して左右非対称に建設されたアブダビの空港ミッドフィールド・ターミナルは、撮影当時はまだ建設中だったため、オープン前の撮影となり、撮影禁止区域の制限に悩まされることがなく、前例のない使用許可と特別な機会を得ることができた。マッカリー監督は「今までにないシーンが撮れた」と自信をもって語り、オープンすれば世界最大となる国際空港ターミナルに対し「とても美しい場所だったよ。実に壮大で、走るトムがよく映える」と惜しみない賛辞を送る。
また、「砂漠での撮影が長年の夢だった」と語るマッカリー監督は、プロダクション・デザイナーのゲイリー・フリーマンと彼のチームが、わずか5週間で砂漠の上に作り上げた“空虚の地“と呼ばれる砂丘で撮影を敢行。イーサンが馬に乗って疾走するシーンについて、トムはスタントを使うことなくすべてのショットをこなしたと明かし、「簡単に見えるが実際は複雑で、トムの(乗馬の)スキルが光っている」と解説する。
自然な方法で、馬や砂漠、砂嵐やエキゾチックな場所を登場させ、少し昔に戻ったような感じを与えたい、と考えていたマッカリー監督。ハイテク都市と壮大な砂漠の風景という絶妙な組み合わせが得られるアラブ首長国連邦でのロケは、暑さと撮影の複雑さもありながら、苦労に見合うだけの価値があったという。
アブダビパートのクランクアップ時、マッカリー監督は大きな拍手を受け、「景色の美しさと人々の温かさに、なによりやる気が出た」と感謝の気持を込めてコメントした。
映画『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』は、7月21日より全国公開。
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