有名セレブを親に持つ若手の二世セレブたち。ジョニー・デップの愛娘リリー・ローズ・デップがHBOのドラマシリーズ『THE IDOL/ジ・アイドル』で大胆な演技を見せ話題を集めたが、ほかにもまだまだ注目の若手がたくさん! これからの活躍が期待されるサラブレットたちを紹介しよう。



【写真】世界が注目の美貌! モニカ・ベルッチ娘ディーヴァ・カッセル

■ディーヴァ・カッセル(18)

 イタリアの至宝と名高いモニカ・ベルッチを母に持ち、父はフランスの演技派ヴァンサン・カッセルという、とっても濃い血を受け継いだディーヴァ・カッセル。現在18歳のディーヴァは、これまでドルチェ&ガッバーナのモデルを何度も務めてきたが、両親のキャリアを追って、今後公開を控える映画『La bella estate(原題)』で女優デビューを果たしたばかり。この後は、ルキノ・ヴィスコンティ監督が映画化し、パルムドールを受賞したことでも知られるジュゼッペ・トマージ・ディ・ランペドゥーサの小説『山猫』を原作にしたNetflixのドラマシリーズ『The Leopard(原題)』にも出演予定と、早くも女優として活躍が期待される。

■アップル・マーティン(19)&モーゼス・マーティン(17)

 『アイアンマン』や『恋におちたシェイクスピア』などで知られるグウィネス・パルトローとコールドプレイのフロントマン、クリス・マーティンの間に生まれたアップル・マーティンとモーゼス・マーティン。2人はこれまであまりオープンに活動していなかったものの、少しずつ姿を見せる機会が増えてきた。今年1月に開催されたファッションウィークでは、シャネルのオートクチュールコレクションのフロントロウにアップルが登場。
同ブランドのシックなモノクロのミニワンピースに、同柄のジャケットを重ね、母そっくりに成長した姿を見せた。昨年成人を迎えたアップルは、これから少しずつ活躍の場が広がりそうな予感。

 弟のモーゼスもまだ表舞台に出ることはないものの、グウィネスがSNSで時折写真を公開し、その度にイケメンに成長していると話題に。今年4月には、モーゼスの17歳の誕生日をグウィネスがインスタグラムでお祝い。また先月はインスタグラムストーリーでバカンス中の母子ツーショットを公開したが、InStyleによると、モーゼスは早くもグウィネスの身長を超すほどにすっかり成長し、父クリスにそっくりになってきたと話題になった。これからどういった道に進むのかは分からないが、注目しておいて損はなさそう。


■アヴァ・フィリップ(23)&ディーコン・フィリップ(19)

 『キューティ・ブロンド』やドラマ『ビッグ・リトル・ライズ』などに出演するリース・ウィザースプーンと、元夫で『クルーエル・インテンションズ』やドラマ『ザ・シューター』などに出演するライアン・フィリップの間に生まれたアヴァ・フィリップとディーコン・フィリップは、両親に似て美男美女と大注目。アヴァは昨年末にロサンゼルスで行われたセリーヌのファッションショーに、髪の毛をオレンジに染め、ビキニトップとミニスカートのセットアップを纏い登場。また今年の母の日には、リースのインスタグラムで親子ショットが公開され、「ほんとうにそっくり。コピペしたんでしょ」「クローン!」と騒然となった。

 19歳のディーコンは、昨年6月にホームスクールで高校課程を終えたばかりだが、早くもNetflixドラマ『私の“初めて”日記』で俳優デビューを果たした。また2020年には16歳にしてシングルをリリースするなどミュージシャンとしても活躍。
現地時間7月19日には、米カリフォルニア州ベニスビーチにてコンサートを行い、リースとアヴァも応援に駆け付けた。ティーンにして二足の草鞋を履きこなすイケメン、ディーコンの将来が楽しみすぎる。

■レニ・クルム(19)

 人気モデルのハイディ・クルムとイタリア人実業家フラビオ・ブリアトーレの娘レニ・クルムは、母の足跡を辿り、16歳で母と共にVogueの表紙を飾り、モデルデビュー。2021年にはドルチェ&ガッバーナのコレクションでランウェイデビューも果たし、ファッション関連のイベントで早くも大活躍している。今年5月には、母と一緒にイタリアの下着ブランド、インティミッシミのキャンペーンに抜擢され、美しいランジェリーに身を包んだパーフェクトなボディを披露した。着実にビッグネームの仕事を獲得しているレニにも注目したい。


■ミア・スレアプレトン(22)

 『タイタニック』や『愛を読むひと』、『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』などで知られるオスカー女優ケイト・ウィンスレットと、彼女の最初の夫で映画監督のジム・スレアプレトンとの間に生まれたミア・スレアプレトン。ミアは、母主演の『ヴェルサイユの宮廷庭師』に端役で出演したのち、アイルランドのインディーズ映画『Shadows(原題)』で女優として本格デビュー。ケイトやジムの娘であることを隠してオーディションを受けて役を獲得したという本格派だ。

 今年は、ドミニク・サヴェージ監督によるアンソロジー・シリーズ『I AM 私の分岐点』のシーズン3『I AM ルース』で再びケイトと共演し、SNS依存で追い詰められたティーンを演じて注目を集めた。他の2世セレブのように華々しい活躍はしていないものの、着実にその実力を見せつけていることが頼もしい限り。新たな演技派女優の成長を楽しみにしたい。


(文:寺井多恵)