Netflix映画『ハート・オブ・ストーン』で製作・主演を務めるガル・ガドット。この度インタビューで、自身が出演した映画のヒットがきっかけで本作が誕生したことを明かした。

また、本作で特にこだわったのは“リアリティのある映像”にすることであることも語った。

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 「ワンダーウーマン」シリーズや「ワイルド・スピード」シリーズでおなじみのガル・ガドットが製作として携わり、さらに敏腕スパイ、レイチェル・ストーンとして彼女史上最大級のド派手アクションを繰り広げる本作。

 レイチェルは高い身体能力と天才的頭脳を誇る超一流のエージェント。あるとき武装組織に仲間を殺された彼女は、その組織の目的がスマートフォンから飛行機の操作まで、あらゆる機械にアクセスできるテクノロジー「ハート」を手に入れ、世界を牛耳ることだと知る。奪われた「ハート」を奪還するためレイチェルは敵組織の足取りを追うが、その背景には予想を超えた事態と驚きの黒幕が?

 「『ワンダーウーマン』の成功を経て、もっと“アクション”というジャンルの中で女性がリードを取る映画を作ることができないかと考えました。そして、そんな映画を作るのなら自分で挑戦したいと思い、この作品の製作に臨みました」と、アクション作品の中で女性が活躍する物語を作ることを目指し本作が制作されたことを明かすガル。


 彼女は“アクション”というジャンルについて「私は『007』や『ミッション:インポッシブル』、『ボーン・アイデンティティー』、『ダイ・ハード』の大ファンで、こういった作品のスケール感とか手に汗握るバトル、予想を超える物語の捻りなどがたまらなく大好きなんです。だからこそ、これらの作品と肩を並べる新たな物語を作るため、『ハート・オブ・ストーン』では一から制作に携わりました」と並々ならぬ思いを熱弁。

 そんな彼女が本作で特にこだわったのは“リアリティのある映像にすること”だそうで「本作はスーパーヒーローの物語ではないので、現実に人間ができる範囲の行動なのか、ファンタジーになってしまわないかということに細心の注意を払いました。例えば、飛行船の上で戦うシーンを描く際には、その高さで人間が本当に戦うことができるのか専門家の意見を聞きながら撮影に臨みました」と徹底ぶりを告白する。

 作中では、爆発する飛行船から飛び降り、滑空しながら戦闘を繰り広げる空中戦や、敵に囲まれた絶体絶命の状況で崖から海に飛び込む決死の脱出劇など、一見実現不可能そうでありながらも『ワンダーウーマン』とは異なるリアリティーある人間同士のバトルアクションが次々と展開される。

 ガルは「これは地に足のついた、リアルで、シリアスで…世界のどこかで起こっているかもしれないと思える物語というところが本作ならではの魅力です」と語る。


 Netflix映画『ハート・オブ・ストーン』は独占配信中。