浪川大輔が“安倍晴明”に！　『陰陽師』Netflixで初アニメ化、11.28配信決定　浅沼晋太郎・石川由依・佐藤利奈ら参戦

夢枕獏の名作小説を初めてアニメ化するNetflixシリーズ『陰陽師』の配信開始日が11月28日に決定。声優キャストとして、安倍晴明役の浪川大輔、源博雅役の浅沼晋太郎をはじめ、石川由依、佐藤利奈、岸尾だいすけ、浜田賢二らの参戦が発表された。【写真】アニメ『陰陽師』浪川大輔が演じる安倍晴明のキャラクタービジュアル これまで漫画や実写、舞台など幾度もメディア化されてきた小説『陰陽師』は、平安時代に実在した陰陽師・安倍晴明と源博雅を主人公に、彼らが鬼となった人間たちと相対する姿を描く怪奇ミステリー。都で随一の陰陽の力を持つも他人に興味がない変わり者の晴明と、特別な力はないが誠実で困っている人を放っておけない性格の博雅の凸凹バディが鬼の悪行を止めるため手を組む物語だ。 舞台は平安の世。豊富な知識と呪術を駆使して世の中の行く末を占い、時には人々を苦しめるもののけを退治することを生業にする“陰陽師”が活躍する時代。都では人々の「憧れ」「嫉妬」「執着」といった負の感情が強まり、欲望に飲まれた人間が“鬼”へと姿を変える奇怪な事件が起こっていた。情に熱く正義感の強い源博雅は、友人が巻き込まれた事件をきっかけに“鬼”の存在を知り、事件解明のため都で最も頭の切れる陰陽師、安倍晴明の元を訪れ協力を願い出る。世の中の出来事に一切の興味を持たない変わり者の晴明はなかなか重い腰を上げないが、博雅の根気強い説得により事件の調査にのり出す。何もかもが正反対な2人はぶつかり合いながらも次第に距離を縮めていき、鬼の謎に迫っていく―。 人とはどこか違う空気を身にまとった男、安倍晴明役の声優を務める浪川大輔は「陰陽師という題材は、あらゆるところで作品化されてきたものです。今作は、雰囲気、関係性、色彩、キャラクターのカッコ良さ全て素晴らしいです！ 収録を終えた時は、永遠に収録していたいなと感じたほどでした」と語る。 人情深く、晴明が人に興味を持ち始めるほどに熱く向き合う源博雅役の浅沼晋太郎は「見どころはやはり、正反対のキャラクターである晴明と博雅の、微笑ましさや歯痒さ、痛快さを感じるバディ具合です。人の想いが交錯し蠢く、面妖で雅な平安奇譚、どうぞ最後までお楽しみください」としている。 ある事件をきっかけに晴明や博雅と行動を共にすることになる心優しい貴族の娘・露子姫を演じる石川由依は「陰陽師を題材にした舞台や、それこそ夢枕獏さんの『陰陽師』の朗読劇にも出演したことがあり、今回の出演も勝手にご縁を感じています。この不可思議な世界が、アニメならではの表現でどう彩られるのか、私も楽しみです！」と陰陽師への思い入れを吐露。 ことあるごとに晴明と博雅をもてあそぶ流れ者の陰陽師・蘆屋道満役の佐藤利奈は「夢枕獏先生の陰陽師を読んでおりましたので、私が道満を！ と大変驚き、大変嬉しく思いました。一筋縄ではいかない道満。美しく妖しく雅やかな陰陽師の世界、一緒に堪能しましょう…！」と熱烈な作品愛を語っている。 帝付きの陰陽師であり、晴明の兄弟子でもある賀茂保憲役の岸尾だいすけは「賀茂保憲は安倍晴明の兄弟子にあたる人物ですがあまり演じたことのないタイプの役でしたのでとても新鮮でした!」と明かしている。 実直で人のためには危険をかえりみない博雅のことを気に掛ける友人の敦美親王役を務める浜田賢二は「陰陽師と怪異との息詰まる攻防ばかりではない、しっとりとした少し物悲しいお話を楽しんでいただきたいです」と語る。 監督を務めるのは、21歳の時に『この男子、宇宙人と戦えます。』でデビューした山本蒼美（コミックス・ウェーブ・フィルム所属）。脚本は加藤結子が務める。本作では原作の世界観を基にオリジナルエピソードを加え、これまでになかった晴明と博雅の物語も語られる。 Netflixシリーズ『陰陽師』は、Netflixにて11月28日より独占配信。