実写版ゴジラの30作目『ゴジラ‐1.0(ゴジラマイナスワン)』の公開に先駆けて開催される「山崎貴セレクション ゴジラ上映会」の第3回、第4回の上映作品、トークショーゲストが発表された。

【写真】庵野秀明の企画提案でモノクロ映像版『シン・ゴジラ:オルソ』の特別上映が決定

 全4回にわたり山崎監督が自ら厳選した「ゴジラ」過去作を上映する「『ゴジラ‐1.0』公開記念 山崎貴セレクション ゴジラ上映会」。

第1回の『ゴジラ 60周年記念デジタルリマスター版』(1954年製作・2014年公開)では『シン・ゴジラ』の監督を務めた樋口真嗣が、第2回の『三大怪獣地球最大の決戦』(1964年公開)では造形師の村瀬継蔵がゲストとして山崎貴監督と共に登壇し、ゴジラ愛あふれる熱いトークショーを展開し、会場は大いに盛り上がった。

 10月13日19時の回に池袋HUMAXシネマズにて実施される第3回では、『ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃』が上映され、トークショーのゲストとして、金子修介監督が登壇。山崎貴監督が「大好きなゴジラ」と公言している『ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃』(通称GMK)。その上映に監督を務めた金子修介が登場し、GMKゴジラの魅力について、山崎貴監督との熱い対談が行われる。

 そして、10月27日19時の回に池袋HUMAXシネマズにて実施される第4回では、山崎貴監督に加え、『シン・ゴジラ』の脚本・編集・総監督を務めた庵野秀明をゲストに招き、2016年に公開され興行収入82億円超の大ヒットを記録した『シン・ゴジラ』のモノクロ映像版『シン・ゴジラ:オルソ』の特別上映が決定。

 本イベントへのゲスト登壇のオファーを受けた庵野秀明が本企画を提案。
樋口真嗣監督、尾上克郎准監督が監修を務めることで、製作が実現した『シン・ゴジラ:オルソ(SHIN GODZILLA:ORTHOchromatic)』。「オルソクロマチック」とは、モノクロフィルムの一つで、赤系統の色が感光されない特色を持つ「オルソクロマチックフィルム」のこと。略称で「オルソ」とも呼ばれる。現在主に流通しているモノクロフィルム「パンクロマチックフィルム」よりもフェイストーンが重くなることが特徴で、この質感を目指し、タイトルにも取り入れている。

 そんな第4回トークショーの模様を、全国6館(TOHOシネマズ日比谷、TOHOシネマズ新宿、TOHOシネマズ梅田、愛知・ミッドランドスクエアシネマ、T・ジョイ博多、札幌シネマフロンティア)の劇場にて生中継することが決定。そして中継後には、同劇場にて『シン・ゴジラ:オルソ』を上映する。
また、10月28日、29日にも池袋HUMAXシネマズを含む上記の全国7館にて『シン・ゴジラ:オルソ』を上映。『シン・ゴジラ』の興奮を新たな形で味わえる、特別な3日間の上映が決定した。詳細は各劇場の公式HPにて。

 映画『ゴジラ‐1.0』は、11月3日より全国公開。