「ハリー・ポッター」シリーズのスピンオフ、『ファンタスティック・ビースト』。当初5部作と発表されていたものの、2022年に公開された『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』以降、新作について聞こえてこない。

このたび監督のデヴィッド・イェーツが「停止中」だと明かした。

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 「『ビースト』シリーズはすべて停止している」とイェーツ監督がTotal Film magazineのインタビューでコメント。「僕らは3作品作ったが、3本目はパンデミック中に撮影した。すごく楽しかったけれど、大変でもあった。まだワクチンが開発されていない時期だった。ありがたいことに、誰も罹らなかったけれど、非常に細かいプロトコルを守らなければいけなかった」と振り返った。


 「僕らは皆、(『ダンブルドアの秘密』を)誇りに思っているけれど、世界に公開した後は少し立ち止まり、一呼吸する必要があったんだ」と続けた。

 『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』以降シリーズでメガホンを取り、『ファンタビ』でも全3作で監督を務めたイェーツだが、『ファンタビ』シリーズが全5作になることは、スタジオからも、作者のJ・K・ローリングからも、聞かされていなかったそうだ。

 「シリーズが5部作になるということは、僕らの多くにとってサプライズだった。ジョー(ローリング)が、メディア向けの試写で一度話したことで、1作目に着手したときは誰も言っていなかった。いずれ、次回作を撮ることは確信していた。でも、ジョーからも、(プロデューサーの)デヴィッド・ハイマンからも、ワーナー・ブラザースからも、話を聞いていなかった」と語った。


 『ファンタビ』シリーズでは、出演するジョニー・デップやエズラ・ミラー、脚本を手掛けるローリングにスキャンダルが噴出、この影響があるのではないかとみられていた。