1985年に発売されて以降、38年ものあいだ親しまれてきたドールハウスと人形のコレクション「シルバニアファミリー」が初の映画化。11月23日から『劇場版 シルバニアファミリー フレアからのおくりもの』として公開中だ。

そんな本作で“ショコラウサギの赤ちゃん”クレム・チョコレートを演じる村方乃々佳(ののちゃん)&“ハスキーのお兄さん”ブルース・ハスキーを演じるDAIGOにインタビュー。「BKR」だったという出演への思いや「ありがとう」を伝えたい大切な人について語ってもらった。

【動画】DAIGOの“DAI語”にののちゃん「??」 意外な回答連発のインタビューの様子

■劇場版のオファーはBKRだった

――お二人の家に「シルバニアファミリー」はありますか?

ののちゃん:うん! 幼稚園とか、パン屋さんとか、マーメイドのやつとか、いっぱいある!

DAIGO:娘が3歳になってシルバニアファミリーで遊んでもOKになったんです。お家では娘が部屋のレイアウトを楽しんだり、キャラクターをぴょんぴょんさせて楽しんだりしていますね。

――そんな本作のオファーを受けたときはどんなお気持ちでしたか?

ののちゃん:あのね、私「シルバニアファミリー」が大好きだから「やったー!!」って気持ちになった!

DAIGO:うれしかったよね。でも、僕はBKRでした。


――び、BKR?

DAIGO:はい。BKR=ビックリです。

ののちゃん:(DAIGOのほうを見て)??

DAIGO:…ちょっと分かりにくかったよねぇ(笑)。

ののちゃん:えへへっ!

――でもBKRするくらい、「まさか自分に?」という気持ちだった。

DAIGO:まさかですよね、本当に。「シルバニアファミリー」って、僕が小さい頃からCMで見ていたくらい、歴史のある作品ですし。
そんな作品の初めての劇場版に呼んでもらえるなんて、思ってもいませんでした。とてもうれしかったです。

――そんな本作で、それぞれが演じたキャラクターについて教えてください。

DAIGO:ブルースは船に乗って海を越えて、色々なところを旅している屈強なハスキーのお兄さんです。ただ、広い世界を知っているからこそ、シルバニア村の素晴らしさも知っていて。フレアを優しく、色々な言葉で導いていく、すてきなキャラクターです。


ののちゃん:クレムはね、チョコレートパンとお歌が好きなのが私と一緒なの。だから、かわいい!

◆まえちゃんとなおきに「ありがとう」

――アフレコをやってみてどうでしたか?

DAIGO:ブルースは屈強な男ですが、優しさもあるんです。なので、地声よりキーを落として、低めの声で優しい語り口を意識しました。力強さもあるけれど優しさもある声を吹き込めたらいいなと思って、取り組ませていただきましたね。

――声の芝居は難しい?

DAIGO:何回かやらせていただいていますが、本当に難しいです。ただ、僕にオファーがきたからにはしっかりと頑張りたいなと思って、精一杯を出し切りました。


ののちゃん:クレムはいっぱいかわいいから、いっぱいかわいい声をだした! ました。

DAIGO:本当にかわいかったし、この若さで声を出すタイミングがピッタリだったのがすごい。大人でも合わない時があるのに。

ののちゃん:ありがとう!

――「ありがとう」という言葉がありましたが、お二人はいま誰に「ありがとう」を伝えたいですか?

ののちゃん:まえちゃん!

――まえちゃん?

ののちゃん:うん。えっとね、マネージャーさん。

――どうしてマネージャーさんに「ありがとう」を伝えたいですか?

ののちゃん:あのね、いつもね、電車とってくれたり、いろいろなことをしてくれるの。
いつもありがとう!

DAIGO:素晴らしいですね。

――DAIGOさんはいかがですか?

DAIGO:「ありがとう」を伝えたい人ですか? うーん、なおき。

――えっと、なおきさんとはどういうご関係で?

DAIGO:あっ、マネージャーです(笑)。

――(笑)。

DAIGO:いやね、ののちゃんがマネージャーさんに「ありがとう」って気持ちがあると聞いて、僕もそういう気持ちあるのに、なかなか言葉にしてこなかったなと思って。目からウロコでした。


ののちゃん:私はやっぱりみんな! みんなに「ありがとう」って伝えたい。

DAIGO:確かに。世界中のみんなに感謝ですね。それが一番。

ののちゃん:えへへ!

――お二人が今までもらった中で、思い出に残っている誕生日プレゼントは?

ののちゃん:やっぱり「シルバニアファミリー」! ファンの皆さんや韓国のファンのみんながいっぱい「シルバニアファミリー」とかおもちゃをくれたの。自分でも誕生日に、「どのシルバニアファミリーにしようかなー」って選びにいった!

――お家にいっぱい「シルバニアファミリー」がいるんですね。

ののちゃん:うん。めっちゃいる。

DAIGO:僕は尊敬しているL’Arc‐en‐Cielのhydeさんからいただいたロック手袋ですね。ロック手袋ってなかなか売ってないんですよ。hydeさんが僕のために作ってくださった宝物ですね。

――最後に本作の見どころをお話いただければと思います。

DAIGO:「シルバニアファミリー」のかわいい世界観が堪能できるだけじゃなく、癒されて、心が温まる映画です。大人も子供も家族でも楽しめる映画になっています。見た後に大切なもの・大切な場所ってここだったなと再確認できる、そんな素敵な映画なので、ぜひ劇場に足を運んでください。

ののちゃん:お歌のところとか、光の道を通っているところとかがよかった! 映画見てねー!

(取材・文:M.TOKU 写真:松林満美)

 『劇場版 シルバニアファミリー フレアからのおくりもの』は公開中。