以前、エイミー・シューマーからバトンを貰い、実写版『バービー』に主演が決まっていたアン・ハサウェイ。アン主演の映画は実現しなかったが、これを「ラッキー」だと思っているそうだ。



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 この度アンがポッドキャスト『Happy Sad Confused(原題)』に出演。「グレタ(・ガーウィグ監督)とマーゴット(・ロビー)とあの驚異的なチームが見事大成功を収めたのにはとても興奮しました」とコメント。「世界中を興奮の渦に巻き込みました。今、私が主演する予定だったバージョンをイメージしてみると……エネルギーや期待、感情の爆発は、これほどじゃなかったと思います。実現しなくてラッキーだったと思っています」と語った。

 「マーゴットは抜群です。
彼女がクリエイティブな人間として、プロデューサーとしてやり遂げたことに、ワクワクするしインスピレーションを貰いました。バービーの神話のような大きなイメージを分解して確かな物語を作り上げることは、誰にでも出来ることではありません。彼女たちは見事にやってのけました! 映画ファンとして、子どもの頃からハリウッドにいる女性として、この作品に感激しています。私が主演する予定だった企画が実現していたら、きっと違う思いを抱いていたことと思います」とコメント。

 そして、「実現しうる最高のバービー映画です。ただただ感激するとともに、映画の成功を嬉しく思います。
女性の活躍を見るのは大好き。記録を打ち立てたのも明らかですし、世界に良い影響を与える作品ですよね」と続けた。

 アンは2017年に、エイミーの降板に伴い、ソニー・ピクチャーズが手掛けていた実写版『バービー』で主演を務めることが発表された。当時の企画ではエイミーが脚本も担当し、“パーフェクト”ではないからと、バービーランドを追い出されたバービーが、実社会でアドベンチャーを繰り広げる物語だったそう。

 『ママたちのパーティーナイト』で知られるオーストラリア出身のアレテア・ジョーンズが監督候補に挙がり、『スプラッシュ』や『魔法にかけられて』、『ビッグ』のような作品になると表現されていたが、製作はとん挫。マーゴット・ロビーのプロデュースのもと、ワーナーブラザースで製作されるに至った。


 マーゴットが主演と製作を手掛け、ガーウィグ監督がメガホンを取った『バービー』は、この夏世界にセンセーションを巻き起こし、大ヒットを記録。第81回ゴールデン・グローブ賞のノミネーションでも、最多ノミネーションを獲得している。