大沢たかおが主演を務めるAmazon Original ドラマ『沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~』が、Prime Videoにて2024年2月9日より世界独占配信されることが決定した。初週に1~6話、2月16日に7~8話が配信される。



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 大沢たかおを主演に、かわぐちかいじによる累計発行部数3200万部突破の大ヒットコミックを実写化した映画『沈黙の艦隊』。同作に劇場未公開シーンをふんだんに加え、東京湾でぼっ発する大海戦というクライマックスまでを描く全8話の完全版連続ドラマが配信されることが決定した。

 映画『沈黙の艦隊』は、東宝配給で今年9月29日に公開され、興行収入13.4億円を記録した(2023年12月10日時点)。壮大なスケール感ゆえ「実写化不可能」とされていた原作コミックを、大迫力の映像と豪華キャスト陣で描いた本作は、物語の続きを感じさせるエンディングを迎えたことから、公開直後より続編を待ち望む声が多く聞かれた。そうした声に応えるべく、その後の展開までを描くのが今回の完全版ドラマとなる。Prime Videoが日本の劇場版映画を製作し、その後ドラマシリーズとして全世界に配信をするのは初の試みだ。

 全8話で構成される本シリーズの前半は、より多くの登場人物にフォーカスすることにより、劇場版のストーリーを人間ドラマに厚みを持たせて描いている。後半は劇場版の続きとなる沖縄沖海戦、東京湾海戦が舞台となり、壮大なバトルシーンが見どころだ。

 制作は、映画『キングダム』シリーズなどのヒット大作を手がけるクレデウス。日本のエンターテインメント作品で初めて海上自衛隊・潜水艦部隊の協力を得て撮影した実物の潜水艦と日本屈指のVFX技術を融合し、臨場感たっぷりの海中戦闘アクションと手に汗握る政治サスペンス、そしてそれぞれの正義がぶつかり合う重厚なヒューマンドラマを描き出す。

 主演の大沢はプロデューサーとしても参画し、防衛省・海上自衛隊との協力体制の構築や、原作者への企画プレゼンを行うなど意欲的に取り組んだ。大沢はドラマシリーズについて、「日本を代表する制作スタッフたちが、徹底的にこだわり妥協なく創り上げた本作」と自信を見せ、「世界中がさらなる混迷と変化の時を迎えた今、この時代を生きる全ての人にお送りいたします」と熱い想いを語った。


 原作者のかわぐちかいじは、「そして、いよいよ『やまと』は東京湾へ浮上し、日本、アメリカとの交渉が始まる! 戦場となる東京湾、その激戦の中で、日本が発信する最高の決断をこの眼で観たい!!」と、完全版ドラマとしてさらに物語が紡がれていくことへの喜びを明かした。

 『沈黙の艦隊』実写化プロジェクトは、日本のAmazonスタジオが過去最大級の予算を投じて、世界に誇る日本発のドラマシリーズを作るべくスタートしたもの。Amazonスタジオローカルオリジナル バイスプレジデントのジェームズ・ファレルは、「『沈黙の艦隊』という素晴らしい漫画原作を実写化するに際し、当初は自社の配信サービス向けに立ち上げたプロジェクトでしたが、Amazonの理念に則り、お客様にコンテンツの魅力を最大限に楽しんでいただく方法を模索する中で、劇場で鑑賞するに遜色ないクオリティで製作することで大きなスクリーンでの映像体験も叶えられないかと思い至りました」と明かす。そして「ご賛同くださった東宝さんには深く感謝するとともに、配信や劇場公開というエンタメ枠の垣根を越えた革新的な本プロジェクトの始動が、日本エンターテインメント界により一層の活気をもたらすことを願っています」と、この取り組みの経緯と狙いを語った。

 Amazon Original ドラマ『沈黙の艦隊 シーズン 1 ~東京湾大海戦~』は、Prime Videoにて2024年2月9日より世界独占配信。

 大沢たかお、かわぐちかいじらのコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■大沢たかお(主演/プロデューサー)

 今秋公開された映画『沈黙の艦隊』の続編がAmazon Original連続ドラマとして、世界240以上の国や地域に向けて新たな航海へと旅立つことになりました。タイトルは『沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~』。

 日本を代表する制作スタッフたちが、徹底的にこだわり妥協なく創り上げた本作。世界中がさらなる混迷と変化の時を迎えた今、この時代を生きる全ての人にお送りいたします。ドラマの枠を遥かに超えた壮大なストーリー、迫力ある映像とサウンドを是非ご体感ください。

■かわぐちかいじ(原作)

 この秋、原子力潜水艦「やまと」、海江田艦長、そしてドラマを創るキャラクター達が劇場の中で現実となった。
そして、いよいよ「やまと」は東京湾へ浮上し、日本、アメリカとの交渉が始まる! 戦場となる東京湾、その激戦の中で、日本が発信する最高の決断をこの眼で観たい!!

■松橋真三(プロデューサー)

 Amazonの多大なる協力で、日本ではいまだかつてない規模の企画に取り組むことが出来ました。まずは、深く感謝いたします。このような機会を得て、我々は、日本を代表する大ヒットコミック、かわぐちかいじ先生の『沈黙の艦隊』を制作し、世界に提案することができます。その壮大さ、クオリティ、そして物語と世界中の皆様に楽しんでいただける内容になっています。

 映画版で大興奮した皆様へもその先まで含めた壮大な物語をご覧いただけることを楽しみにしています。また、日本でもこんなすごい作品が作れるんだという証明を、世界に、この作品でしたいと思いました。
お楽しみに!

■ジェームズ・ファレル(Amazonスタジオ ローカルオリジナル バイスプレジデント)

 今から6年前、Prime Videoが本国・アメリカに次いで、海外で初めてAmazonオリジナル製作を手掛けたのがこの日本でした。日本のお客様のニーズに応えるべく、優れた日本原作の実写化というのは常に優先課題でした。

 実写化には高い技術と大きな予算が必要であり、際立って面白いストーリーが重要です。そんな中、ようやく出会えた『沈黙の艦隊』を、かわぐち先生はじめ関係者の皆様にご理解とご協力を頂き、大沢さんと松橋さんという情熱を持ったパートナーに恵まれ、防衛省・海上自衛隊の協力まで得ることが出来ました。

 自社の配信サービス向けに立ち上げたプロジェクトでしたが、Amazonの理念に則り、お客様にコンテンツの魅力を最大限に楽しんでいただく方法を模索する中で、劇場で鑑賞するに遜色ないクオリティで製作することで大きなスクリーンでの映像体験も叶えられないかと思い至りました。

 ご賛同くださった東宝さんには深く感謝するとともに、配信や劇場公開というエンタメ枠の垣根を越えた革新的な本プロジェクトの始動が、日本のエンターテインメント界により一層の活気をもたらすことを願っています。


 そして本作がこの度、ドラマシリーズとして更に物語を深化させて、世界へ誇る日本のローカルオリジナル作品として日本はもちろん世界のお客様へお送りすることを喜ばしく思います。

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