第96回アカデミー賞について、各部門のノミネーションが23日夜(現地時間)に発表された。

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 最多ノミネートは、作品賞を含む13部門にノミネートされた『オッペンハイマー』。

続いて『哀れなるものたち』が11部門ノミネート、『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』が10部門、日本でも大ブームとなった『バービー』は7部門8ノミネートとなった。

 そして日本作品としては、国際長編映画賞にヴィム・ヴェンダース監督、役所広司主演の『PERFECT DAYS』、長編アニメ映画賞に宮崎駿監督(「崎」は「たつさき」が正式表記)の『君たちはどう生きるか』、視覚効果賞に山崎貴監督の『ゴジラ‐1.0』の3作品がノミネートされる快挙。宮崎駿監督は長編アニメ映画賞で史上最多タイ4度目のノミネート、視覚効果賞の日本作品ノミネートは初となった。また、日本出身のカズ・ヒロが『マエストロ:その音楽と愛と』でメイク・ヘアスタイリング賞にノミネートされ、5度目のオスカーノミネートとなり3度目の受賞を狙う。

 作品賞10作品のうち、ジュスティーヌ・トリエ監督の『落下の解剖学』、グレタ・ガーウィグ監督の『バービー』、セリーヌ・ソン監督の『パスト ライブス/再会』と、女性監督作品が3作品ノミネートされたのは史上初。『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』のマーティン・スコセッシ監督は81歳で最年長の監督賞ノミネートとなった。


 主演男優賞にはブラッドリー・クーパー(『マエストロ:その音楽と愛と』)が4度目、主演女優賞にはキャリー・マリガン(『マエストロ:その音楽と愛と』)が3度目のノミネートとなり、初受賞に期待がかかる。またリリー・グラッドストーン(『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』)は先住民族をルーツにもつ女性として初ノミネートとなった。

 助演男優賞にはロバート・デ・ニーロ(『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』)、ロバート・ダウニー・ジュニア(『オッペンハイマー』)、ライアン・ゴズリング(『バービー』)、マーク・ラファロ(『哀れなるものたち』)ら演技部門に複数回ノミネート経験がある名優らが名を連ね、スターリング・K・ブラウン(『アメリカン・フィクション(原題)』)は初ノミネート。そして助演女優賞にはジョディ・フォスター(『ナイアド ~その決意は海を越える~』)が『タクシードライバー』で初ノミネートされた第49回以来47年ぶり2度目の同賞ノミネートとなった。

 第96回アカデミー賞授賞式は、日本時間3月11日に米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、司会は2年連続4回目の抜てきとなるジミー・キンメルが務める。日本ではWOWOWにて3月11日7時放送。
案内役をジョン・カビラ、宇垣美里が務め、スタジオゲストとして中島健人(SexyZone)が出演する。

 第96回アカデミー賞ノミネーションは以下の通り。

<第96回アカデミー賞ノミネート作品>

■作品賞

『アメリカン・フィクション(原題)』
『落下の解剖学』
『バービー』
『ザ・ホールドオーヴァーズ(原題)』
『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
『マエストロ:その音楽と愛と』
『オッペンハイマー』
『パスト ライブス/再会』
『哀れなるものたち』
『関心領域』

■監督賞

ジュスティーヌ・トリエ『落下の解剖学』
マーティン・スコセッシ『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
クリストファー・ノーラン『オッペンハイマー』
ヨルゴス・ランティモス『哀れなるものたち』
ジョナサン・グレイザー『関心領域』

■主演男優賞

ブラッドリー・クーパー『マエストロ:その音楽と愛と』
コールマン・ドミンゴ『ラスティン:ワシントンの「あの日」を作った男』
ポール・ジアマッティ『ザ・ホールドオーヴァーズ(原題)』
キリアン・マーフィ『オッペンハイマー』
ジェフリー・ライト『アメリカン・フィクション(原題)』

■主演女優賞

アネット・ベニング『ナイアド ~その決意は海を越える~』
リリー・グラッドストーン『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
ザンドラ・ヒュラー『落下の解剖学』
キャリー・マリガン『マエストロ:その音楽と愛と』
エマ・ストーン『哀れなるものたち』

■助演男優賞

スターリング・K・ブラウン『アメリカン・フィクション(原題)』
ロバート・デ・ニーロ『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
ロバート・ダウニー・Jr.『オッペンハイマー』
ライアン・ゴズリング『バービー』
マーク・ラファロ『哀れなるものたち』

■助演女優賞

エミリー・ブラント『オッペンハイマー』
ダニエル・ブルックス『カラーパープル』
アメリカ・フェレーラ『バービー』
ジョディ・フォスター『ナイアド ~その決意は海を越える~』
ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ『ザ・ホールドオーヴァー(原題)』

■国際長編映画賞

『イオ・キャピターノ(原題)』(イタリア)
『PERFECT DAYS』(日本)
『雪山の絆』(スペイン)
『ザ・ティーチャーズ・ラウンジ(英題)』(ドイツ)
『関心領域』(イギリス)

■脚本賞

ジュスティーヌ・トリエ、アルチュール・アラリ『落下の解剖学』
デヴィッド・ヘミングソン『ザ・ホールドオーヴァーズ(原題)』
ブラッドリー・クーパー、ジョシュ・シンガー『マエストロ:その音楽と愛と』
サミー・バーチ『メイ・ディセンバー(原題)』
セリーヌ・ソン『パスト ライブス/再会』

■脚色賞

コード・ジェファーソン『アメリカン・フィクション(原題)』
グレタ・ガーウィグ、ノア・バームバック『バービー』
クリストファー・ノーラン『オッペンハイマー』
トニー・マクナマラ『哀れなるものたち』
ジョナサン・グレイザー『関心領域』

■撮影賞

エドワード・ラックマン『伯爵』
ロドリゴ・プリエト『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
マシュー・リバティーク『マエストロ:その音楽と愛と』
ホイテ・ヴァン・ホイテマ『オッペンハイマー』
ロビー・ライアン『哀れなるものたち』

■編集賞

ローレント・セネシャル『落下の解剖学』
ケヴィン・テント『ザ・ホールドオーヴァーズ(原題)』
セルマ・スクーンメイカー『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
ジェニファー・レイム『オッペンハイマー』
ヨルゴス・マヴロプサリディス『哀れなるものたち』

■美術賞

『バービー』
『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
『ナポレオン』
『オッペンハイマー』
『哀れなるものたち』

■衣装デザイン賞

ジャクリーン・デュラン『バービー』
ジャクリーン・ウェスト『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
ジャンティ・イェーツ、デイヴ・クロスマン『ナポレオン』
エレン・マイロニック『オッペンハイマー』
ホリー・ワディントン『哀れなるものたち』

■メイクアップ&ヘアスタイリング賞

『ゴルダ(原題)』
『マエストロ:その音楽と愛と』
『オッペンハイマー』
『哀れなるものたち』
『雪山の絆』

■作曲賞

ローラ・カープマン『アメリカン・フィクション(原題)』
ジョン・ウィリアムズ『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』
ロビー・ロバートソン『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
ルートヴィッヒ・ヨーランソン『オッペンハイマー』
イェルスキン・フェンドリックス『哀れなるものたち』

■歌曲賞

「The Fire Inside」『フレーミングホット!チートス物語』
「I’m Just Ken」『バービー』
「It Never Went Away」『ジョン・バティステ:アメリカン・シンフォニー』
「Wahzhazhe(A Song for My People)」『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
「What Was I Made For?」『バービー』

■音響賞

『ザ・クリエイター/創造者』
『マエストロ:その音楽と愛と』
『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』
『オッペンハイマー』
『関心領域』

■視覚効果賞

『ザ・クリエイター/創造者』
『ゴジラ‐1.0』
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』
『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』
『ナポレオン』

■長編アニメーション賞

『君たちはどう生きるか』
スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』
『ニモーナ』
『マイ・エレメント』
『ロボット・ドリームズ』

■長編ドキュメンタリー賞

『ボビ・ワイン:ゲットー・プレジデント』
『ジ・イターナル・メモリー(英題)』
『フォー・ドーターズ(英題)』
『トゥ・キル・ア・タイガー(原題)』
『実録 マリウポリの20日間』

■短編ドキュメンタリー賞

『ジ・ABCズ・オブ・ブック・バニング(原題)』
『ザ・バーバー・オブ・リトル・ロック(原題)』
『アイランド・イン・ビトゥイーン(原題)』
『ラスト・リペア・ショップ(原題)』
『ナイナイ・アンド・ワイポー((原題)』

■短編アニメ映画賞

『レター・トゥ・ア・ピッグ(原題)』
『ナインティーファイブ・センシズ(原題)』
『アワー・ユニフォーム(原題)』
『パシダーム(原題)』
『ウォー・イズ・オーヴァー!インスパイアード・バイ・ザ・ミュージック・オブ・ジョン・アンド・ヨーコ(原題)』

■短編実写映画賞

『ジ・アフター(原題)』
『インヴィンシブル(原題)』
『ナイト・オブ・フォーチュン(原題)』
『レッド・ホワイト・アンド・ブルー(原題)』
『ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語』