ホアキン・フェニックスが主演する映画『ボーはおそれている』より、ショート予告「気持ちいい悪夢編」「壮大な旅編」の2種が解禁。併せて、マンガ家・伊藤潤二、芸人・こがけん、シンガーソングライター・コレサワ、俳優・山崎紘菜、芸人・ゆりやんレトリィバァら総勢10名から絶賛コメントが到着した。
【動画】映画『ボーはおそれている』ショート予告2種、見ると元の自分には戻れない?「気持ちいい悪夢編」、壮大な里帰り「壮大な旅編」
本作は、アリ・アスター監督が、ホアキン・フェニックスを主演に迎えた最新作。
日常のささいなことも不安になる怖がりの男ボー(ホアキン・フェニックス)はある日、さっきまで電話で話していた母が突然、怪死したことを知る。母のもとへ駆けつけようとアパートの玄関を出ると、そこはもう“いつもの日常”ではなかった。これは現実か? それとも妄想、夢なのか? 次々に奇妙で予想外の出来事が起こる里帰りの道のりは、いつしかボーと世界を徹底的にのみこむ壮大な物語へと変貌していく。実家にたどり着くのが先か? それともボーの人生が転覆し、永遠に壊れるのが先か? 衝撃や恐怖をはるかに上回る“永遠に忘れられないラスト”が待つオデッセイ・スリラー。
今回解禁されたのは、見ると元の自分には戻れなくなる「気持ちいい悪夢」と、壮大な里帰りに出発する「壮大な旅」をテーマに制作された2種類のショート予告。
絵本の中に入りこんだかのようなカラフルな水彩画のようなシーンから一転、異形の仮面や不思議な表情をたたえた人々、そして幸せな未来を予感させるようなシーンを捉えた映像が次々と目まぐるしく登場する「気持ちいい悪夢編」。
裸で街中を、ペンキまみれのパジャマで庭を、森の中を全力疾走したかと思えば入浴中には天井から男が降ってくる!―里帰りのために、襲ってくるあらゆる困難に立ち向かうボーの姿を切り取った「壮大な旅編」。
『ジョーカー』のホアキン・フェニックスと『ミッドサマー』のアリ・アスター監督の最狂コンビから、見る人全ての精神に挑戦状をたたきつけるような鮮烈な映像となっている。
さらに、本作をいち早く鑑賞した総勢10名からの絶賛コメントも到着。
マンガ家・伊藤潤二は「受話器の向こうの母親の反応が怖すぎる。不安と恐怖と不条理に満ちた、地獄への帰省の物語」、芸人・こがけんは「なんという恐怖のバリエーション! なんというストレスの解像度の高さよ!」、シンガーソングライター・コレサワは「ボーが可哀想すぎて面白い」「私は結構好き」、俳優・山崎紘菜は「飲み込まれてしまいそうになりました。
終始心がざわざわ。全く新しい観劇体験でした」、芸人・ゆりやんレトリィバァは「地獄です! 我々が一度は経験したことのある『最悪すぎて笑っちゃう状況』の最上級の連続です」と絶賛。
さらに声優・逢田梨香子は「まるで風邪を引いた時に見る悪夢のようでした」、ホラー映画を片っ端から取り締まる会社の代表取締役・ホラー映画取締役は「悪夢の連続に脳がクラッシュ」、声優・野水伊織は「アリ・アスターは、血の繋がりの恐ろしさを描くのが巧すぎる」と本作への思いを吐露。
2月16日から開催される本作の公開記念ポップアップ「#ワタシはおそれている展」にも参加するアーティスト・とんだ林蘭は「不思議な感覚に引き込まれ、観た後もしばらく頭に残ってしまう映画でした」、アーティスト・岸裕真は「もう一度世界と繋がりなおすための、美しい巡礼の物語です」とコメントを寄せている。
映画『ボーはおそれている』は、2月16日より全国公開。
伊藤潤二、こがけん、コレサワ、山崎紘菜、ゆりやんレトリィバァら10名のコメント全文は以下の通り(敬称略・50音順)。
<コメント全文>
■逢田梨香子(声優)
こんなに展開が読めない映画は初めてで、まるで風邪を引いた時に見る悪夢のようでした。
■伊藤潤二(マンガ家)
受話器の向こうの母親の反応が怖すぎる。不安と恐怖と不条理に満ちた、地獄への帰省の物語。アリ・アスター監督の秀逸なダークコメディの誕生!
■岸裕真(アーティスト)
わたしは一体なにを恐れているのか、それすらわからないことが一番怖いことなんだな、と思いました。もう一度世界と繋がりなおすための、美しい巡礼の物語です。
■こがけん(芸人)
なんという恐怖のバリエーション! なんというストレスの解像度の高さよ! 里帰りの道中にこれでもかと降りかかる災難のオンパレード。
これはボーへの試練か、罰なのか?シークエンス毎に大胆に様変わりするテイストに翻弄され、ボーの不運っぷりを怖がるべきか笑うべきかも分からず、ボー然としていた初見。次観るとき、僕は爆笑する気がする。
■コレサワ(シンガーソングライター)
「人生は近くで見れば悲劇だが、遠くから見れば喜劇だ」という言葉があるけれど、まさにそれだった。ボーが可哀想すぎて面白い。不幸の中に散りばめられているジョークがとても好みだったので、私は結構好き。
■とんだ林蘭(アーティスト)
主人公の目的やトラウマは明確なのに、色々な境界線が曖昧に感じる映像表現で面白かったです。説明的であり説明的ではなく感じました。不思議な感覚に引き込まれ、観た後もしばらく頭に残ってしまう映画でした。
■野水伊織(映画感想屋声優)
鍵を閉めたかわからないまま家を出てしまったような感覚だ。実家に帰るだけの旅路がこんなにも不安なのは何故か?わからない人は幸せなのだろう。アリ・アスターは、血の繋がりの恐ろしさを描くのが巧すぎる。
■ホラー映画取締役
世界はこんなにも恐怖に満ち溢れている。
そう思わせる悪夢の連続に脳がクラッシュした。浮き彫りになるのは母と息子のトラウマ物語。『ヘレディタリー/継承』からアリ・アスターは家族と恐怖をじっくりコトコト煮込んでる。そしてアリ・アスターとホアキン・フェニックス、混ぜるな危険。
■山崎紘菜(俳優)
ボーの恐れがどんどん自分に伝播してきて、飲み込まれてしまいそうになりました。終始心がざわざわ。全く新しい観劇体験でした。
■ゆりやんレトリィバァ(芸人)
“ボーはおそれている”って、誰でもおそれるだろという事ばかりが襲いかかってきます! 地獄です! 我々が一度は経験したことのある『最悪すぎて笑っちゃう状況』の最上級の連続です。ボー観者の私たちも、おそれざるを得ませんッ!
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