長くイギリス版VOGUE誌の編集長を務めたエドワード・エニンフルがその座を降りることをうけ、アイコニックな女性たち総勢40人が最後の表紙を飾った。

【動画】英VOGUE編集長ラスト号にビッグネームがずらり!

 今回発表された英版VOGUE3月号の表紙には、リンダ・エヴァンジェリスタやジジ・ハディッド、イマン、アンバー・ヴァレッタ、イリーナ・シェイク、カーラ・デルヴィーニュ、カーリー・クロス、ナオミ・キャンベル、クリスティー・ターリントンといった有名モデルが登場。

ケイト・モスは娘のライラ・モス、シンディ・クロフォードは娘のカイア・ガーバーの姿もあり、母娘で写る。

 デュア・リパやマイリー・サイラスといったミュージシャンから、ジェーン・フォンダ、オプラ・ウィンフリー、サルマ・ハエック、セルマ・ブレア、アリアナ・デボーズ、ラバーン・コックスら自分の声を上げている女性たち、アニャ・テイラー=ジョイやググ・バサ=ロー、ジェンマ・チャンら女優、ヴィクトリア・ベッカムやセリーナ・ウィリアムズまで、そうそうたる顔ぶれが揃った。

 PageSixによると、撮影はフォトグラファーのスティーヴン・マイゼルが手掛け、実際に40名が一つの部屋に集まって行ったそうだ。パット・マクグラスの監修のもと彼女たちのメイクアップが準備されたという。

 エニンフルはアフリカ系の同性愛者として史上初めて同誌のエディターに就任。ダイバーシティーの光として、ファッション業界のクリエイティブ性をけん引してきた。
2023年6月に編集長の座を降りることを発表。当時彼は「僕の最後の号は、女性を称えるものになるだろう。もちろん、女性たちは108年近くの間、英版VOGUEを形作ってきたし、僕がいた6年半の間すべての瞬間そうだった。生を通じて僕の手を引き、導いてくれたことは言うまでもない」としていた。

 彼はこの後、同誌を出版するコンデナスト社に残り、英版VOGUEの編集アドバイザー、そしてグローバルクリエイティブ&文化アドバイザーとして、各国VOGUEにアドバイスを行うそうだ。