1991年に公開されたティム・バートン監督作『シザーハンズ』。ジョニー・デップとバートン監督の長年にわたるコラボの第一弾となった作品だが、主役を巡るライバルは、豪華なメンツだったようだ。
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Peopleによると、この度ジョニーが、バートン監督を取り上げるタラ・ウッドのドキュメンタリーに登場。トム・ハンクスとマイケル・ジャクソン、トム・クルーズが、『シザーハンズ』出演を希望し監督に連絡を取っていたことを明かした。中でもトム・クルーズは、実際に役獲得間近だったようだ。
ジョニーは当時、ブレイクのきっかけとなったドラマ『21ジャンプ・ストリート』のイメージ脱却を求めていたところだったそう。一方のバートン監督は、『ピーウィーの大冒険』(1985)と『ビートルジュース』(1988)のヒットを受け、多忙を極めていたそうだ。
彼のエージェントがバートン監督との面会を取り付けた後、ハリウッドでもA級の俳優たちが役を希望していることを知ったジョニーは、「ハリウッド中が役を欲しがっている今、自分がキャスティングされることはないだろう」と諦めの境地にあったという。
「ティムはエージェントやスタジオ、そのほか皆からせっつかれ、本当に忙しかった。だから脚本を読んだ後にエージェントに連絡して、『面会をキャンセルして欲しい。自分は行かない』と告げたんです。エージェントには『頭でもおかしくなった?』と言われました」と振り返る。当時ジョニーは自分のことをテレビ俳優にすぎないと自虐的に考えていたという。
こうした経緯を経て、ジョニーは『シザーハンズ』に出演。