ゲーム『マインクラフト』を初めて実写映画化した『マインクラフト/ザ・ムービー』(4月25日公開)。メインキャラクターのひとりであるギャレットを演じるジェイソン・モモアにフォーカスし、本人のコメントを含む貴重な制作秘話を届けよう。
【写真】等身大ラマ&ジェイソン・モモアの2ショットがかわいい!
大ヒットシリーズ『アクアマン』で知られるジェイソン・モモア。近年は『DUNE/デューン 砂の惑星』(2021)のダンカン・アイダホ役、『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』(2023)のダンテ役、世界中で社会現象を引き起こしたドラマシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』のカール・ドロゴ役など、超大作で重要な役を演じている。
最新作『マインクラフト/ザ・ムービー』では、主演だけでなく製作も兼務。これまで強くたくましいキャラクターを演じてきたモモアだが、今回はコメディ演技全開のキャラクター・ギャレット役で、新境地を開拓している。
■“愛すべきおバカキャラ”を熱演
ギャレットは、ロン毛とヒゲ、ピンクのジャケットがトレードマーク。80年代にビデオゲームのチャンピオンとして名を馳せるも、現在は過去の栄光にしがみつき、しがないゲームショップを経営する“オワコン”男。ひょんなことから“マイクラワールド”に転送されてしまうが、経験も知識もない中でたくさんのミスをしながら成長しようとする、ゲームにおける「初心者」の象徴的なキャラクターだ。
敵の襲来に悲鳴を上げ、思わず子供を盾にして逃げ回るような情けない一面を持ち、笑いを誘うところも多く、仲間たちのなかでも呆れられつつ“愛すべきおバカキャラ”として抜群の存在感を見せていく。
■これまでのジェイソン・モモアとのギャップに注目!
本作の製作を務める、「マインクラフト」クリエイティブディレクターの一人であるトルフィ・フランス・オラフソンは「ジェイソン・モモアもこれまでにない新たな一面を見せている。彼はこれまで強くて男らしいヒーローを演じることが多かったけど、今回は違う。マインクラフトのレッドストーンの装置やゾンビの赤ちゃん、さらにはニワトリにまでやられてしまうんだ!」と、ギャレット役はこれまでのモモアとのギャップが魅力的な、彼の新境地であると語る。
モモアはギャレットについて「ちょっと負け犬っぽいキャラだね」と評し、「彼は若い頃に一瞬だけ有名になったけど、そこから抜け出せずにずっと同じ時代に取り残されているんだ。
続けて「そして、この映画の中で彼はついに“自分の群れ”を見つける。実際のところ、彼はただの臆病者なんだよ。誰かに愛されたこともなく、誰かに世話をしてもらったこともない。ずっと一人で生きてきた。でも、今回の冒険では、彼が仲間を助け、仲間もまた彼を助けてくれるようになる。それこそが、僕たちがみんな求めていることじゃないかな? 誰かを愛し、愛されること。そして、彼は心を開くことで、より良い自分へと変わっていくんだ」と語る。
■ギャレットの魅力は「成長」
モモアにとってこの役を演じるうえで特に楽しかったのは、ギャレットが映画の中で大きな成長を遂げることだったという。
そもそもモモアがこの映画に興味を持ったのは、製作のケイル・ボイターが初めて企画を話したときだった。「ケイルが、『とんでもないアイデアがあるんだ。これはコメディで、お前にぴったりの役だと思う。やってみないか?』って言ってきたんだ。
■監督の手腕を絶賛!
そして、ジャレッド・ヘス監督がメガホンを取ったことで、モモアの期待はさらに高まることに。彼が出演を決めた決定的な理由のひとつは、マインクラフトが子どもたちの想像力を育てるからだったという。「ケイルとジャレッドが、マインクラフトが彼らの子どもたちに与えた影響について話してくれたんだ。すごく感動的だったよ。創造性と想像力は、アーティストにとって最も大切なものだし、僕たちが“何かをつくる”ためにここにいる理由そのものだと思うんだ」。
さらにモモアは、ヘス監督の手腕を絶賛。「ジャレッドのコメディセンスは本当に独特で素晴らしいんだ。
映画本編ではそんなモモア演じるギャレットが、“マイクラワールド“でカッコつけたり、スベったり、泣きそうになったり、絶叫したり…感情を爆発させながら大暴れ! 彼の熱演や全力アクションを映画館の大スクリーンで目撃したい。
映画『マインクラフト/ザ・ムービー』は、4月25日より全国公開。