マコーレー・カルキン主演の大ヒット映画の続編『ホーム・アローン2』でメガホンを取ったクリス・コロンバス監督は、トランプ大統領のカメオ出演を心から後悔しているようだ。
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ファミリー向けクリスマス映画の決定版『ホーム・アローン』。
コロンバス監督は2020年、第1弾公開30年を記念するBusiness Insiderの記事で、当時、ニューヨークの不動産王として知られ、映画の舞台であるプラザホテルのオーナーだったトランプ大統領から、ホテル使用の条件として、自分の出演を提示されたと明かしていた。
今回のインタビューでは、本当はカットするつもりでいたものの、試写でトランプ大統領の姿が登場した途端、観客から拍手喝采を受けたため、断念したと告白。「コメディについては詳しいつもりでいましたが、明らかに違ったようです。あれがそんなに可笑しいなんて、思いもよりませんでしたから」と語っている。
なお、トランプ大統領は、2023年に保守派向けのSNS、Truth Socialにて、出演をごり押ししたことを否定。「自分は多忙で、やりたくなかった」のにコロンバス監督に「懇願された」と綴り、自分のカメオ出演のおかげで映画が大ヒットし、今も毎年皆から歓迎されていると訴えていた。
コロンバス監督は、「何年も経て、呪いになっています。存在しなければ良いのにとさえ思います。彼の中で何が起きているんだ? 僕が嘘をついたというが、嘘じゃない。僕が出演を懇願したというけれど、俳優でもない人間に出演を懇願するなんてあり得ない。僕らはどうしても、プラザホテルで撮影したかっただけだ。それなのに、あのシーンがある。僕にとって重荷だ。消え去って欲しいです」と語っている。