中島哲也監督『時には懺悔を』公開延期　監督過去作品に関する報道へのさまざまな意見受け
映画『時には懺悔を』ティザービジュアル 画像（1枚）

　中島哲也監督最新作『時には懺悔を』が、中島監督の過去作品の報道に関わるさまざまな意見を受け、公開延期されることとなった。

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　本作は、大ヒット作『告白』（2010）などで知られる中島哲也監督による7年ぶりの新作。

原作は打海文三の同名小説で、重度の障がいを抱える子どもを通して描く、親子の絆の物語だ。キャストには主演の西島秀俊をはじめ、西島と初共演となる満島ひかり、黒木華、宮藤官九郎、柴咲コウ、塚本晋也（「塚」は点ありの旧字体が正式表記）、片岡鶴太郎、佐藤二朗、役所広司らが顔をそろえ、6月の公開が予定されていた。

　『時には懺悔を』製作委員会は、中島監督の過去作品に関する報道を受け、「製作委員会として、当該作品で起きたことは不幸な出来事であり、今後同様のことが決して起きないよう万全の対策を取るべきであると痛感し、この問題をさらに詳しく調査・検証すべきだという思いに至りました」とコメントした。

　さらに「本作『時には懺悔を』の関係者一同がその真相を理解・納得し、ベストな状況で一丸となって作品を届けるためには、十分な時間が必要と判断し、当初予定していた公開時期を2026年に延期することを決定致しました」と、公開延期の理由を説明。

　現在は、当時の関係者へのヒアリングを中心に調査を進めており、「それが『時には懺悔を』という映画にとって最良の選択であると信じております。また、こうした努力が我々映画製作者にとって今後の良き教訓になることを願っております。公開を心待ちにしておられた皆様には誠に申し訳ございませんが、ご理解賜りますようお願い申し上げます」と述べた。

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