フローレンス・ピューと、アンドリュー・ガーフィールドが共演する映画『We Live in Time この時を生きて』(6月6日公開)より、本日5月5日の「こどもの日」に併せて、ガーフィールドが物語のハイライトとなる感動的な出産シーンについて語るコメントが到着した。
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本作は、アカデミー賞(R)作品賞にノミネートされた『ブルックリン』で恋愛と移民生活を繊細かつ温かく描いたジョン・クローリー監督の最新作。
新進気鋭の一流シェフ・アルムート(フローレンス・ピュー)と、離婚して失意のどん底にいたトビアス(アンドリュー・ガーフィールド)。何の接点もなく、自由奔放なアルムートと、慎重派のトビアスという正反対の性格を持つ2人が、運命的に出会い、恋に落ちる。幾度も試練を迎えながらも、やがて共に暮らし始め、娘が生まれ、家族としての絆を深めていく。そんな中、アルムートの余命がわずかであることがわかり、2人は型破りな挑戦を選ぶ─。
本日5月5日の「こどもの日」に併せて、ガーフィールドが“こどもの出産シーン”について語ったコメントが到着。この出産シーンは、急に陣痛が来たアルムート(ピュー)が、とある“驚きの場所”で出産するという、片時も目が離せない衝撃的かつ重要な場面。とりわけピューが体当たりで演じた、まさに本作のハイライトというべきシーンだ。
同シーンについて、ガーフィールドは初めて脚本で読んだ当時を振り返り「出産シーンは、まさにハイライトだったよ。脚本を読んだとき、これは物語の中心となるシーンだと思った。まるでアクション映画のクライマックスのようで、赤ちゃんが生まれるまでの一連の流れが、まるで『インディ・ジョーンズ』のアクションシークエンスのように壮大だったんだ」とコメント。
一方で戸惑いもあったようで、「こんなシーンをどうやって撮るのか、まったく想像もつかなくて、『素晴らしいけど、どうやるんだろう?』という気持ちになったし、フローレンスや監督も『どうやったらいいの?』という感じだったんだ(笑)」と明かす。
ガーフィールドだけでなく、スタッフたちも撮影前からこのシーンの重要性は理解していたようで、撮影前のリハーサルは、ピューとガーフィールドの2人を交えて、他のシーンよりも念入りに行われたという。ガーフィールドによれば、現場には出産シーン専門のコーチが立ち会ったそうで、そのときのことを「現場には素晴らしい専門家が来てくれて、いわば出産コーチのような役割を担ってくれた。彼女は出産に関する豊富な知識を持っていて、本当に一流のプロフェッショナルだったね」と語る。
ただ、ピューが専門家に指導を受ける一方で、ガーフィールドはリアルな演技をするために、あえて情報を入れすぎないようにしたそう。「僕自身は必要な情報は教えてもらったものの、あえてすべてを知りすぎないようにしたんだ。というのも、出産の立ち会いをリアルに体験し、トビアスが感じている恐怖や責任感をできるだけ本物として表現したかったからね。実際にその場で発見しながら演じることで、よりリアルな感情が生まれると思ったんだよ」。
そんな入念な準備を経て行われた撮影は、非常に過酷なものだった。実際、このシーンの撮影場所は狭く、撮影は2日間にもおよび、特にピューは妊婦の体型を再現する人工装具を3時間もかけて装着する必要があった。さらに本番では実際の赤ちゃんと一緒に撮影する必要があったため、とにかく大変な撮影だったと、スタッフもキャストも口を揃えて語っている。
しかし、大変な撮影だったからこそ、その達成感はほかのシーンよりも大きかったようだ。最後にガーフィールドは「2日間の撮影を終えたとき、フローレンスと僕は本当に人生を変えるような経験をしたと感じたんだ。
男女の愛だけでなく、親子の愛も描かれた本作。一瞬一瞬を大切に生きる2人の姿を観て、改めて“家族”について考えてみたい。
映画『We Live in Time この時を生きて』は、6月6日公開。