原田泰造が主演する『映画 おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』より、予告映像と場面写真14点が解禁された。
【動画】クスッと笑えてほろりと胸を打つ『おっパン』予告映像
本作は、2024年1月に東海テレビ・フジテレビ系の土ドラ枠で放送され、世間の古い常識や偏見で凝り固まった昭和の“おっさん”がLGBTQ+、推し活、二次元 LOVE、メンズブラ…といった新しい“常識”に出合ったことで少しずつアップデートしていく姿を描いた連続ドラマの劇場版。
予告映像で、ドラマから引き続き本作のオープニングテーマとなるFANTASTICSの「アプデライフ」に乗せて映し出されるのは、さらなる“アップデート”が期待される誠(原田泰造)をはじめ、妻の美香(富田靖子)、息子の翔(城桧吏)、娘の萌(大原梓)の沖田家と彼らを取り巻く大地(中島颯太)ら個性豊かなおなじみの顔ぶれ。
映像の冒頭では、沖田家の4人がそろって美香の好きなアイドルグループ「RANDOM」の推し活をする仲むつまじい楽しげな様子が印象的な一方で、突如悲鳴をあげる美香の姿も垣間見られ、さっそく波乱の幕開けを予感させる。
時代遅れで偏見まみれだった誠が、その考えを改めるきっかけとなったゲイの青年・大地との出会いを振り返りながら、美香はアイドルのオタ活、萌は同人誌の漫画、翔は可愛いものとメーク、とそれぞれの「好き」を変わらず満喫する沖田家の姿が映し出されていく。
誠がアップデートし、ようやく平穏な日々が訪れたかと思いきや、誠はアップデート前の部下・佐藤(曽田陵介)と再会、大地はパートナーの円(東啓介)と遠距離婚になってしまったことで、彼らに“新たなタスク”が立ちはだかる。映像内では、間違いだらけだった自身の生き方を振り返り、見つめ直す誠の姿や、円に会えない寂しさや不安を抱え、葛藤する大地の様子も。さらに好きが故に壁に衝突し、落ち込んだ表情を浮かべる沖田家の家族の姿も映し出されている。
「彼らが傷ついた顔をしたのは、本人の望むあり方を認めなかったときだった」「時代の価値観なんて変わっていく。だから俺は、それを好きかってことだけ」など深いセリフもちりばめながらも、最後には誠と大地の掛け合いにクスッと笑える映像に仕上がった。
さらに先日、トータス松本が本作のために書き下ろした主題歌「青春」と挿入歌「おっさんのダンスが変だっていいじゃないか!」の2曲をウルフルズが担当することが発表されたが、予告映像にて楽曲も初解禁となった。トータス松本が感じた「おっパン」が2曲にふんだんに詰め込まれており、映画の魅力を引き上げる。
14点の場面写真には、誠が勤める「銀杏事務機器リース」での部下とのカットや、萌が参加する同人誌イベント・コミックカーニバルにいる誠と大地の姿が収められている。
『映画 おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』は、7月4日より全国公開。