高橋一生が主演する映画『岸辺露伴は動かない 懺悔室』より、ヴェネツィアでの岸辺露伴(高橋)を捉えた本編映像が解禁された。
【動画】流ちょうなイタリア語でスリの男たちに特殊能力“ヘブンズ・ドアー”をかけるヴェネツィアでの岸辺露伴(高橋一生)を捉えた本編映像
相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊能力“ヘブンズ・ドアー”を備えた人気漫画家・岸辺露伴が奇怪な事件に立ち向かう姿を描いた荒木飛呂彦の漫画『ジョジョの奇妙な冒険』から生まれたスピンオフ『岸辺露伴は動かない』。
このたび、取材でヴェネツィアを訪れた、主人公の人気漫画家・岸辺露伴(高橋)が流ちょうなイタリア語を披露する本編映像がこの度解禁となった。
路地裏を散策していた露伴を見つけ、すぐさま近付いてくるスリの男2人組。日本人であることに早々に気付くと手に持っていた漫画を見せて「俺たち日本大好きなんだよ! これ知ってる? 『ピンクダークの少年』! 日本の漫画イタリアでも人気あるんだよ。俺もこれ大好きッ!」と手元の怪しい動きがバレないように大げさにアピール。しかし、「もう漫画なんかじゃなくてさ、芸術だよ!」と重ねた途端、男達を適当にあしらっていた露伴の態度が急変し、怒りをあらわに。何を言われているのか理解出来ていないものの、露伴の気迫に押され「何も盗ってねぇし」と言い返す男だったが、露伴の怒りは止まらず流ちょうなイタリア語でまくし立て、最後は走って逃げようとする2人組にヘブンズ・ドアーをお見舞いするシーンが切り取られている。
なんとこの長セリフをイタリア語で言うことになったのは、高橋による提案だったとのこと。前作『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』でも美しいフランス語を披露した高橋だが、今回はイタリア語への挑戦となった。
そんなイタリア語について、「フランス語よりも発音がカタカナに似ていて、前回よりも少し話しやすかったように思います。ただ、日本語からイタリア語にすると、思った以上にセリフが長くなってしまい…(笑)。
また、今回外国人キャストで初めて“ヘブンズ・ドアー”をかけられた2人について、特殊造形の梅沢壮一は、「イタリア人は顔の彫りが深いので、隙間から本人の肌が見えてしまわないように、(日本人キャストで制作するときよりも、)目の周りの部分を少し小さくしています」と語っており、こだわった細部にも注目したい。
映画『岸辺露伴は動かない 懺悔室』は、5月23日より公開。