クジラに魅せられたカメラマンとクジラたちの親密な交流を描くドキュメンタリー『パトリックとクジラ 6000日の絆』が、8月29日より日本公開となることが決定。併せて、ポスタービジュアルと予告編が解禁された。
【動画】クジラたちが息づく、深く青い海の世界へ――『パトリックとクジラ 6000日の絆』特報
ウォール街の弁護士から転身し、水中カメラマンとして活躍するパトリック・ダイクストラ。BBC『ブルー・プラネットII』(2017年)で撮影を担当したエピソードで英国アカデミー賞(BAFTA)受賞経験を持つ。少年時代に博物館でシロナガスクジラのレプリカを見て衝撃を受けて以来、クジラのとりことなったパトリックは、水中カメラマンとして世界中を旅し、20年もの間クジラを追いかけてきた。クジラを知り尽くしたパトリックだからこそ誰よりもクジラに近づくことができ、他の人にはできない貴重な映像の撮影に成功してきたのだ。
2019年のある日、パトリックはドミニカの大海原でメスのマッコウクジラと遭遇する。クジラはパトリックに興味を持ち、コミュニケーションを取ろうとしていた。パトリックはそのクジラを「ドローレス」と名付け、ドローレスがクジラの知られざる生態を教えてくれると信じて再び彼女を探し始める―。
本作で監督を務めるのは、野生動物映像の世界で長年にわたり編集者、脚本家として活躍し、エミー賞だけでも50以上の受賞歴を持つマーク・フレッチャー。大きな体を立てて眠るクジラの姿、パトリックに興味津々で近寄ってくるメス、遠くまで伝わる鳴き声や知られざるオスたちの絆――息をのむように美しい海の映像とともにマッコウクジラの魅力を映し出す本作は、目にする機会の少ないクジラの知られざる生態をカメラに収め、パトリックとクジラたちとの交遊を映し出す。
ポスタービジュアルでは、10mを超える巨大なクジラが海面に対して直立したまま眠っている、“立ち寝”の姿と水中カメラマンのパトリック・ダイクストラがメインに捉えられ、奇妙にも美しく、その神秘的な光景の迫力さに圧倒されるビジュアルとなっている。
予告編では、パトリックと2組のマッコウクジラとの交流シーンが切り取られ、“ドローレス”、“キャンオープナーと赤ちゃんのホープ”たちと近距離でコミュニケーションをはかる姿には深い信頼関係がうかがえる。パトリックは、どのようにしてクジラたちと関係を築いてきたのか? さらには、謎が多いと言われているクジラの座礁にも触れられ、真相が気になる内容となっている。
映画『パトリックとクジラ 6000日の絆』は、8月29日より全国公開。
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